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12月14日-04号

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  1. 水戸市議会 2016-12-14
    12月14日-04号


    取得元: 水戸市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-12
    平成28年 12月 定例会(第4回)       平成28年第4回水戸市議会定例会会議録第4号          平成28年12月14日(水曜日)      ------------------------             議事日程(第4号)                 平成28年12月14日午前10時開議                (                  )                 第4回水戸市議会定例会第1 議案第102号=ないし=第134号第2 請願,陳情第3 報告第69号=ないし=第77号      ------------------------本日の会議に付した事件 会議録署名議員の指名 出席説明員の報告 日程第1 議案第102号=ないし=第134号 議案付託 日程第2 請願,陳情 日程第3 報告第69号=ないし=第77号 次回の議事日程の報告      ------------------------出席議員(26名)          議長     3番   村  田  進  洋  君          副議長    7番   小  室  正  己  君                 1番   綿  引     健  君                 2番   堀  江  恵  子  君                 4番   土  田  記代美   君                 5番   田  中  真  己  君                 6番   中  庭  次  男  君                 8番   飯  田  正  美  君                 9番   鈴  木  宣  子  君                10番   田  口  文  明  君                11番   大  津  亮  一  君                12番   小  泉  康  二  君                13番   木  本  信太郎   君                15番   高  倉  富士男   君                16番   黒  木     勇  君                17番   田  口  米  蔵  君                18番   小  川  勝  夫  君                19番   渡  辺  政  明  君                20番   須  田  浩  和  君                21番   五十嵐      博  君                22番   伊  藤  充  朗  君                23番   安  藏     栄  君                24番   内  藤  丈  男  君                25番   高  橋  丈  夫  君                26番   袴  塚  孝  雄  君                27番   松  本  勝  久  君      ------------------------欠席議員(2名)                14番   栗  原  文  隆  君                28番   福  島  辰  三  君      ------------------------説明のため出席した者            市     長   高  橋     靖  君            副  市  長   田  尻     充  君            副  市  長   秋  葉  宗  志  君            市長公室長     三  宅  正  人  君            総 務 部 長   荒  井     宰  君            財 務 部 長   園  部  孝  雄  君            市民協働部長    武  田     秀  君            生活環境部長    鈴  木  吉  昭  君            保健福祉部長    根  本  一  夫  君            産業経済部長    小田木   健  治  君            建 設 部 長   猿  田  佳  三  君            都市計画部長    村  上  晴  信  君            下水道部長     小  林  夏  海  君            水道事業管理者   檜  山  隆  雄  君            水 道 部 長   関     徳  彦  君            教  育  長   本  多  清  峰  君            教 育 部 長   七  字  裕  二  君            消  防  長   清  水     修  君            監 査 委 員   磯  崎  和  廣  君            連  絡  員   梅  澤  正  樹  君      ------------------------事務局職員出席者            事 務 局 長   小  嶋  正  徳  君            総 務 課 長   関  谷     勇  君            議 事 課 長   永  井  誠  一  君            議事課長補佐    加  藤  清  文  君            議 事 係 長   大  森  貴  広  君            法制調査係長    井  原  真  彌  君            書     記   嘉  成  将  大  君            書     記   石  田  一  樹  君            書     記   玉  田  誠  一  君            書     記   後  藤  あかり   君            午前10時1分 開議          〔議長 村田進洋君議長席に着く〕 ○議長(村田進洋君) おはようございます。 定足数に達しておりますので,これより本日の会議を開きます。      ------------------------会議録署名議員の指名 ○議長(村田進洋君) 水戸市議会会議規則第79条の規定により,会議録署名議員の指名を行います。1番綿引健君,2番堀江恵子君,4番土田記代美君,以上3名を指名いたします。      ------------------------出席説明員の報告 ○議長(村田進洋君) 次に,地方自治法第121条第1項の規定により,説明のため議場に出席を求めた者の職,氏名は,本定例会の開会冒頭報告し,あわせて議席に配付いたしました印刷物のとおりでありますので,御了承願います。      ------------------------ ○議長(村田進洋君) それでは,これより日程に入ります。 本日の日程は,議案第102号=ないし=第134号,報告第69号=ないし=第77号,以上42件,それに請願,陳情であります。      ------------------------ △日程第1 議案第102号=ないし=第134号 ○議長(村田進洋君) それでは,議案第102号=ないし=第134号,以上33件を一括上程いたします。 それでは,昨日に引き続き,ただいまから,通告により一般質問を許します。 18番,小川勝夫君。 なお,自由民主党水戸市議団改革水戸会派残り時間は120分であります。          〔18番 小川勝夫君登壇〕(拍手) ◆18番(小川勝夫君) 皆さん,おはようございます。 本日のトップバッターであります。自由民主党水戸市議団改革水戸の小川でございます。 これより一般質問に入らせていただく前に,本年は,振り返ってみますと,国内外は大変な,大きな問題を抱えておるのが今日の現状ではなかろうかと,こう思っております。そこで,本国内外においても,本年はいわゆる自然災害の多い年ではなかったろうかと思っております。幸いにも,この県央部においては,台風の被害,それによる水害等の被害が少なかった。ただし,その中で昨今あった地震等においても,本当にその心配の中,本年を過ごした状況ではなかろうかと思います。 その心配の中で,当然,本市においては,その災害に対してできるだけの対応ができるような状況,これが最も肝心なことであろうと思っております。そういう中,この災害等で亡くなられた皆様方に対して哀悼の意を表して,これから一般質問をさせていただきます。 関係部長の明快なる答弁をお願い申し上げ,それでは,まず初めに,道の駅についてお尋ねをしてまいりたいと思います。 まず,本市の発展を目指す上では,地域の活性化が最も必要であるという考えのもと,昨年12月の議会において,道の駅の質問を行い,執行部からは,先進事例を十分に調査し,さまざまな角度からの研究を進めていくという御答弁をいただきました。改めて,道の駅の意義を考えますと,長距離ドライブがふえ,女性や高齢者のドライバーが増加する中で,道路交通の円滑な流れを支えるため,一般道路において安心して自由に立ち寄れ,利用できる快適な休憩のための施設と考えておるところでございます。そして,この道の駅は誕生したものであると思っております。 機能は休憩施設としてのものにとどまらず,個性豊かなにぎわいの空間となり,地域の核として,観光の総合窓口的な役割や農産物のブランド化,6次産業化など産業振興的な役割,さらには福祉や防災の面においても拠点的な役割を担う事例が出てくるまでに進化を遂げているところでございます。 私自身も,道の駅については,関東を初めとして,甲信越,北陸,そして東北,遠いところにおいては名古屋方面において,今日までキャンピングカーで大いに利用させていただいてきたところであります。 しかも,今日の道の駅は,本当に各県における道の駅においても,十分機能的なものも整備されて,安心して使ってきた今日の私でもあったし,そういう面で道の駅については十分に理解しておるつもりでございます。 そして,数は今や全国で1,000を超えるまでに至っており,茨城県内においても,また,その中における北部地域で本年オープンした常陸大宮市と常陸太田市の2つの道の駅は,国から重点支援を受ける道の駅として選定されているところでございます。 私も,関係する市町村において視察し,しっかりと現場も見てまいりました。そして,先ほど申し上げましたように,私も道の駅については,十分認識しておるつもりでございます。 そういう中で視察なりしてまいりましたが,地域にとって活気を生み出すものであると思っております。 水戸市は,観光交流人口450万人を目指しておりますが,私は,この道の駅というものが本市の観光拠点の一つとして新たな魅力を発信し,交流人口の増加に,そしてまた雇用等に寄与するものと思います。加えて,地域における地元の特産品や農産物の販売拠点,すなわち本市において働く場--再度繰り返しますが,雇用が発生し,地域の発展にもつながるものと考えます。 高速道路の利便性によって,水戸大洗インターチェンジに隣接する国道51号は,大洗方面への観光客が多く,そしてまた隣のひたちなか市にある国営ひたち海浜公園へ多くの観光客が通行しており,先月開催された大洗あんこう祭,そしてガルパン--この日には人が北海道,そして南は九州と,他県ナンバーの車も含め非常に多くの車両が往来しておりました。 しかしながら,多くの観光客が来るにもかかわらず,水戸は通過されてしまうだけというのが実態ではなかろうかと思っております。 私は,これらの観光客が水戸に立ち寄ってもらうことができれば,地域はもとより本市において大きなプラスになるのではなかろうかと思っております。 そこで,立地的にこれらの観光客を生かせる,水戸大洗インターチェンジ周辺において,道の駅を設置することは,水戸への集客の面で大変有効ではなかろうかと思っております。ただし,この道の駅について,ここにおられる市長を初めとして,執行部の皆さん方にお願いをしたいのは,決して水戸大洗インターチェンジばかりではございません。本市においては,水戸インターチェンジ,そして水戸南インターチェンジ,そして北部においては,いわゆる水戸北スマートインターチェンジがあります。このインターチェンジ周辺における活用がないというのが現実ではなかろうかと。やはりそういう面において,インターチェンジ周辺におけるある面での柔軟性を持っていただいて,いわゆる事業者であったり,いろいろな住居とはいきませんが,その辺を緩和していただいて,大いに活用していただきたい。私が本日申し上げているのは,やはり地元としての活力ある地域づくりにおいて,事情をよく知っておる地元の水戸大洗インターチェンジ周辺をひとつ例として上げていただいて,本市の中で,主要道路であれば,どこでも構いません。その辺を御一考願えればと思ってしっかりとした要望としておきたいと思っております。 次に,東部地域,すなわち下市地区の活性化についてお尋ねをいたします。 下市地区は,江戸時代から水戸の下町として発展してきており,備前堀や社寺等も多く残る,市内でも歴史ある地域の一つでございます。 今年の1月には,常陸第三宮吉田神社の秋季祭礼が水戸市無形民俗文化財に登録されました。これは,より一層下市地区の活性化につながることであり,大変喜ばしいことと思っております。 この下市地区は,これまでも,本市の東部地区における生活拠点としての機能はもとより,周辺地域の商業,観光を担う拠点となっております。 また,水戸市第6次総合計画の中では,地域生活拠点として位置づけられているところでございます。さらなるまちづくりの推進が期待されておるところでございます。 この下市地区の中でも,浜田小学校の南側に位置する備前堀や新川周辺の地域につきましては,市街地に近く,周辺に小中学校といった教育施設を初め,商業施設,そして病院等もあることから,市街化調整区域ではありますが,エリア指定区域になったことで急速に宅地化が進んでおります。 この地点は,国道6号バイパスがございます。そして,いわゆる大洗街道と呼ばれる国道51号,そして浜田小学校,その間を指しているところでございます。いわゆるバイパスの内側は,ただいま申し上げましたように,エリア指定になっておるけれども,その部分が本当に宅地化されているという中で,さらに現在整備中である(仮称)東部公園が完成した際には,小さなお子さんのいる若い世代にとって,この地域が魅力的なエリアになることは間違いなく,下市地区の人口増加に寄与し,今後のさらなる下市地区の活性化が期待されるところでございます。 しかしながら,市街化調整区域であることが関係しているのか,地区内を流れる新川はいまだに整備がなされておりません。台風など大雨の際にはたびたび冠水被害が発生しており,住民の生活に支障を来しているところであります。 さらに,地域の宝であり,水戸市の将来を担っていく子どもたちがふだんの通学路として利用している地区内の道路を初めとして多くの道路は道幅が狭く,住民が生活に不便を感じておるところであります。 交通安全の側面において,車両同士のすれ違いの際などに不安を感じるところであります。また,消防車などの緊急車両等も入りづらく,道路幅としては旧態依然として農道の状況のままでございます。すなわち非常時の際には,支障を来すおそれがあるということでございます。 下市地区に人々を定住化させ,さらなる本市の発展につなげていくためには,安全で安心なまちづくりを進めていくことが重要な課題でなかろうかと思っております。そのためには,新川の整備と地区内の道路整備が必要不可欠であると考えますが,本市の考え方をお伺いいたします。 補足として,その中で,ただいま申し上げましたように,その地域内では,渋井町の子どもたちの通学路があり,その脇には備前堀がございます。交通量の多いところでございますし,ある面では時間的に制限はございますけれども,この中を整備されておれば,それを通学路として安心して通学できるのではなかろうかと思っております。 よって,これは早期に整備していただければと,しっかりと要望してまいります。そういう中で,重ねて本市の見解を,そして考え方を伺います。 以上でございます。私自身も,まだまだふなれの中,本当に聞きづらい質問であったかなと思いますけれども,これから市長を初めとして執行部,そして皆様方の御指導を受けながら,真摯に地域のことを考えていきたいと,こう思っております。 以上をもって,私の質問を終わります。大変ありがとうございました。 ○議長(村田進洋君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 産業経済部長小田木健治君。          〔産業経済部長 小田木健治君登壇〕 ◎産業経済部長小田木健治君) 小川議員一般質問のうち,道の駅についての御質問にお答えいたします。 道の駅は,自動車の運転者が立ち寄れるトイレ,休憩施設として設置され始めたものでありますが,現在,その役割に加え,まちの特産物や観光資源を生かして人を呼び,地域に仕事を生み出す拠点的な整備が進められているところでございます。 国土交通省においては,平成26年度から地方創生の拠点となる先駆的な道の駅の取り組みモデル箇所として選定し,重点的に支援する取り組みを実施しており,道の駅は年々増加し,本年10月時点で全国に1,107カ所,茨城県内においては13カ所の道の駅が設置されております。 他市の取り組みにおいては,地域を訪れた人が最初に訪れるゲートウエーとなり,着地型観光受け入れ拠点としている事例や地域の特産品のブランド化オリジナル商品開発・販売を行う拠点としての役割を果たしている事例もあるなど,地域の産業活性化に一定の効果があるものと認識しております。 活力あふれる産業の振興は,本市における重要な施策の一つであることからも,道の駅の設置の可能性や課題について,庁内関係課による検討会議において,調査,研究を進めているところでございます。 先月には,水戸地域農業振興連絡協議会の研修会に参加し,常陸太田市の黄門の郷及び常陸大宮市のかわプラザ2カ所の道の駅の視察を行い,設置に至る経緯,現在の取り組み状況,施設運営における課題などを伺ってきたところでございます。 道の駅は,市町村または公的団体が設置者となるものであり,事業の継続性を見据えた採算性や収益性の確保が非常に重要な課題となります。 あわせて,市内の観光資源中心市街地への誘導,集客をどのように図っていくかや地域の活性化につながる地場農産物の販売拡大の効果,供給体制の構築などの課題もございます。 また,設置に当たりましては,交通量の把握や利用者の利便性等を踏まえた適地の選定,さらには国道等の道路管理者との協議なども必要となってまいります。 したがいまして,これらの課題等について,先進事例のさらなる調査を進めるとともに,道の駅を設置した場合における本市産業の振興や地域の活性化への効果,既存の販売事業者への影響等につきましても,十分に研究を進めてまいります。 ○議長(村田進洋君) 建設部長,猿田佳三君。          〔建設部長 猿田佳三君登壇〕 ◎建設部長(猿田佳三君) 小川議員一般質問のうち,下市地区の活性化についてお答えいたします。 下市の南側に位置し,国道6号と南側の酒門台地に囲まれました地域につきましては,市街化調整区域ではありますが,エリア指定区域として,近年は急速な宅地化が進んでおります。 下市地区周辺を流域とする新川は,茨城県が管理する一級河川であり,本市といたしましても,市民の安全で快適な生活環境を確保する上で必要不可欠な河川であると十分認識しております。 これまでも茨城県に対し早期の改修要望を行っており,今年度も7月に要望を行ったところでございます。 現在の新川の整備状況につきましては,茨城県によりますと暫定整備までは完了しており,現在は,のり面の補修や除草など,流下機能の維持に努めているとうかがっております。 しかしながら,本市といたしましても,下市地区における災害に強いまちづくりを推進するためには,新川の適切な維持管理のほか,早期の河川改修が必要であると認識しておりますので,引き続き,茨城県に対し河川改修について強く働きかけてまいります。 次に,浜田小学校南側や新川の周辺地区における道路につきましては,議員御指摘のとおり,そのほとんどが,幅員が狭く,歩道もない状況であります。 また,近年,この周辺地区の宅地化が進み,地元からの狭隘道路整備側溝新設改良などの整備要望が多数上がっております。 そのため,市といたしましても,地元の皆様の協力を得て,合意形成が図られた路線から順次整備を進めてまいります。さらに,既存の道路や通学路となっている道路につきましても,道路利用者の安全確保に向け,破損箇所の補修等の適切な維持管理に努めてまいります。 ○議長(村田進洋君) 18番,小川勝夫君。          〔18番 小川勝夫君登壇〕 ◆18番(小川勝夫君) ただいま担当部長から御丁寧な答弁をいただきまして大変ありがたく思っておるところでございます。 ただ一つ,課題として,この2点について真摯に受けとめていただいて,今後お考えをいただければいいかなと,こう思っておる次第でございます。 それとともに,当然,本市においてはいろいろな課題がございます。それらの課題において,市長を初め執行部の皆さん方におかれましては,大変御苦労と本市の発展のために御尽力いただいておりますことに敬意と感謝を申し上げ,私の本日の質問を終了させていただきます。 ありがとうございました。 ○議長(村田進洋君) 再質問の要旨は何ですか。 ◆18番(小川勝夫君) ただいま正直なところ,まず要望として残しておきたいんですが,この2点について,道の駅,そして下市の活性化のための整備を強く要望します。要望でございます。大変失礼をいたしました。 ○議長(村田進洋君) 23番,安藏栄君。 なお,自由民主党水戸市議団改革水戸会派残り時間は90分であります。          〔23番 安藏栄君登壇〕(拍手) ◆23番(安藏栄君) 自由民主党水戸市議団改革水戸,3番手の安藏栄でございます。 通告に従いまして,ただいまから一般質問を行います。 質問に入る前に,過日行われました初めての水戸市中学生議会,そして40年ぶりの開催という水戸市女性議会が成功裏に行われましたことに対しまして,高橋市長,本多教育長初め関係者各位に心からの敬意と感謝の意を表するところであります。 それぞれにすばらしい質問内容であり,地方自治の勉強とあわせ,立派な態度での議員経験ができたものと,ある種の感動を覚えたところでございますけれども,さまざまな質問へのフォローと来年に向けた取り組みについて大きな期待をしているところでございます。 それでは,まず,水戸市スポーツ推進計画についての質問をさせていただきます。 「スポーツは,世界共通の人類の文化である。」との前文から始まるスポーツ基本法は,平成23年にスポーツ振興法を50年ぶりに全部改正し,議員立法によるスポーツ基本法を制定したところであります。そして,時は今,3年後の国民体育大会,2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催に向けて,施設整備のあり方やアスリートファーストの議論が小池東京都知事を中心に毎日のように報道されているところでありまして,多くの国民の注目を集めているところでもあります。 このような状況の中で,県では,平成27年に茨城県スポーツ推進計画を定め,本市でも本年,平成28年度から平成35年度までの8年間にわたる水戸市スポーツ推進計画を策定したところであります。 この法の目指すべき姿は,スポーツを通じて全ての人々が幸福で豊かな生活を営むことができる社会の構築であり,本市のスローガンとしても,いつでもどこでも誰でもいつまでもスポーツを楽しめるまち・水戸を掲げたところかと思います。その実現に向けて,するスポーツ,見るスポーツ,そして今回の水戸マラソンで大きく飛躍したと思われる支えるスポーツを基本にして,6つの基本方針を定め,子どもたちのスポーツの充実,地域コミュニティの多様なニーズを踏まえたスポーツ,そして今回の国体を見据えた競技スポーツの振興や施設・環境整備の充実,あるいはスポーツ指導者・ボランティアの育成とともに将来に向けた幅広い分野での基本方針を定められたところでございます。 そこでまず,基本施策3,伝統スポーツの継承についての質問をさせていただきます。 私は,これまでに武道教育の重要性について質問を繰り返してきたところではございますが,この推進計画における武道の位置づけに対しまして,強い違和感を持ったところでございます。この推進計画の現状と課題の中で,こうした伝統スポーツに対する市民のニーズは,太極拳,合気道,弓道が20%から30%程度の活動希望率であり,ほかの種目はさらに低い状況であることから,継承に向けて普及啓発活動や情報発信が必要だと結んでいるところでございます。 それでまず,お伺いをいたしますが,現在の武道関連の現状,いわゆる今回のリオデジャネイロオリンピックにおける日本柔道勢の大活躍や茨城県出身の力士による大相撲の盛り上がり,さらには天下に誇る水戸東武館の完成,そして今回の国体における弓道の地元開催とこれらの武道と位置づけられている競技がなぜ子どもたちのスポーツの充実にくくられているのか,不思議でならないところでございますが,納得のいく説明を求めるものであり,さらに,継承に向けてどのような普及啓発を計画されているのかもあわせて伺うものでございます。 また,平成24年請願第1号 水戸市立武道館建設に関する請願が水戸市弓道連盟を初め,剣道,柔道,空手道,合気道,少林寺拳法,なぎなた,そして銃剣道の8つの武道団体から提出され,21人の議員さんの署名のもと全会一致で採択されておりますが,その後どのような検討がされ,どう対応するのか,明快な答弁を求めるところでございます。 次に,競技スポーツの振興について質問をいたします。 この件につきましては,10月27日に開催された中学生議会での内原中学校3年3組,今井さん,中宮さん,坂本君,大畠君の茨城国体に関する実に的を射たすばらしい質問と,市長初め市長公室長の的確な答弁があったところでございます。報道によりますと,いよいよ主催者である県でも,競技力向上を目指して,県の対策本部と県体育協会が一体になって活動を始めるとのことでありますが,昭和49年第29回国民体育大会のように,天皇杯,皇后杯の総合優勝を獲得することは,現状から見ても本当に至難のわざかと私は考えております。 そこで,本市で行われる正式競技のバスケットボール,レスリング,軟式野球,フェンシング,ラグビー,そして弓道と,特別競技の高校野球,また,デモンストレーションスポーツのドッジボールの8競技が開催される中において,会場地選手強化支援事業については,何を想定され,どのような対策をとられるのか,本市のスポーツ振興に大きな起爆剤となるような対応を期待するところでございますけれども,その見解を伺うところであります。 次に,農業行政についての質問をいたします。 TPP,環太平洋パートナーシップは,平成27年10月の大筋合意以来,国会でのさまざまな議論を経て,12月9日に関連予算とともに国会承認がされたところであります。 しかしながら,トランプ次期アメリカ合衆国大統領がTPPからの脱退を表明し,今後の成り行きが注視される中,我々自民党会派としても,安倍総理の確固たるリーダーシップのもと,国の礎である食料・農業・農村政策での現場の厳しい状況を踏まえた上での対応に期待をしているところでございます。 一方,アベノミクス成長戦略の一環として,攻めの農林水産業の実現を目指した農業改革を非常に早いスピードで進められており,JA初め生産者団体も戸惑う中,その内容は,農協改革,企業の農業参入に関する規制,牛乳,乳製品の生産流通等の規制等,想定以上に踏み込んだ改革案となっているところでございます。 これらを踏まえ,本市においては,水戸市農業基本計画(第4次)により,平成35年度を目標にその施策が進められておりますが,国の改革のスピードが余りにも早いのを受けて,本市の執行体制が従来のままでいいのか,危惧の念を抱くところであります。その見解を伺うところでございます。 また,これまでの国の農業改革路線,いわゆる農地中間管理事業,水田フル活用と米政策の見直し等,4つの新たな政策に沿った農政が進められ,日本型直接支払制度を活用した共同活動の推進は,地域のきずなを深める意味合いからも,私も地区の役員の一人として大変うれしく感じているところでございます。 そしてまた,平成30年から実施が予定されている米政策の大幅な見直しについては,水田が本市耕地面積の約7割を占め,稲作が主要作物である農業者にとって,この改革がどのような影響を及ぼすのか,非常に心配しているところであります。 私は,国の農業改革が進められる中,これらにしっかりと対応し,家族経営農業をしっかりと守りながら,本来の担い手の経営の発展と安定を図り,JAを初めとする関係機関や消費者である市民の皆さんとともに,日本の農業の将来像に向けた本市の農政をさらに推進されるよう強く望むところでございます。 そこで,お伺いをいたしますが,本市ではどのような水田農業を目指しているのか。そしてまた,その実現に向けては,国の米に対する農業改革を踏まえながら,これまでどのように取り組み,そして今後どのように推進していくのか,答弁を求めるところでございます。 TPPが発効しようがしまいが,今の日本の農業,そして本市の農業の危機的状況は変わりようがないところまで追い詰められているという感覚の中で質問をするものでございます。 次に,関連して,水戸市農業基本計画(第4次)における多様な担い手の確保とその育成策についての質問通告をいたしました。 本市のみならず,日本農業の未来を考えたとき,さまざまな農業問題の根本にあるのが,今後誰が農業を担っていくのかという担い手不足であります。 農林水産省の平成27年度食料・農業・農村白書によりますと,基幹的農業従事者数は175万4,000人で,20年前に比べ31%も減少しており,その平均年齢が67歳であります。 国は,持続的で力強い農業構造を実現するためには,農業者数が少なくとも90万人必要であり,これを65歳以下の年齢層で安定的に担っていくためには,新規就農して定着する若い担い手が毎年平均して約2万人必要だとしているところでございます。 そこで,平成24年には約1万人であった40歳未満の新規就農者を倍増させるために,青年就農給付金制度が設けられ,受給者は平成26年度で1万人を超えたとのことであります。 また,新規就農者のうち,新規自営農業就農者が80%を占め,新規参入者は0.06%の3,700人であり,年齢別では,50歳以上が62%を占め,40歳未満が26%の1万5,300人が全国で新たに農業を始めたところであります。 新規就農者が経営を安定させ,地域に定着するためには,有利な青年就農給付金制度を最大限活用できるよう,行政としても全面的にバックアップし,技術的な指導はもちろんのこと,若手農業者同士が横の連携を図り,たまには酒を酌み交わし,将来を語り合えるような環境,仕組みが必要であると考えるところでありますけれども,見解を伺いたいと思います。 また一方,先日放送されたテレビ番組で,女子に人気,農業高校に潜入というテーマで我が母校,水農の放映があり,驚いたところであります。 調べてみますと,全国の農業高校における女子の割合は,48.8%と20年間で1.5倍も増加しており,水農におきましても,生徒数808名中,約半数は女子だということで,隔世の感を持ったところでございます。 安倍政権のもと,女性活躍推進法が推進され,家族経営の農家においても,また6次産業化を推進するためにも,女性の力は絶大であり,表には見えなくとも大活躍をしておりました。そして近年,農業に興味を持ち,学んでいる女子高校生が増加している現状に鑑み,私は,今後の農業分野において,女性が表舞台に立ち,担い手として活躍できるような環境整備がますます重要になってくると考えております。 そこで,お伺いをいたしますが,本市における新規就農者の確保の目標と実績,そしてそれらを支える青年就農給付金制度の準備型及び経営開始型の給付状況について,さらには新規就農者の横の連携を図るための取り組みの状況,そしてまた,大いに期待される女性の活躍を促すための施策と取り組み状況について,小田木産業経済部長の明快な答弁を願うところでございます。 最後に,常磐高速道路内原駐車場の現状とその安全性,利便性の確保についての質問をいたします。 この駐車場は,平成16年10月より常磐高速道路に開設された内原バスストップに合わせ,県道30号水戸岩間線と常磐道に交差する道路上に面し,旧内原町時代に行われた民間の大規模宅地造成事業などにより,住民の利便性向上を目的に設置をされたものでございます。 土地につきましては,市が賃貸しており,利用者は無料で利用できることからも,2カ所で約90台くらいのスペースが平日でも常に満車に近い状態にあります。 利用者の皆さんからの要望を聞きますと,駐車場からバスストップまでの電灯が少なく,防犯上の観点からも早く対策を講じてほしいとの話を多く耳にするところでございます。また,休日等の利用者はさらに増加して,スペースが不足する事態が起きているところではございますけれども,今後,市民に安心して使用いただけるこの駐車場の環境整備を願うところでございますけれども,本市の見解を伺い,1回目の質問を終わります。 ありがとうございました。
    ○議長(村田進洋君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 市民協働部長,武田秀君。          〔市民協働部長 武田秀君登壇〕 ◎市民協働部長(武田秀君) 安藏議員の一般質問のうち,水戸市スポーツ推進計画についてお答えいたします。 初めに,伝統スポーツの継承についてでございますが,本市では,毎年,全国選抜少年剣道錬成大会が開催されるほか,水戸東武館を初めとする道場やスポーツ少年団,学校での部活動等において,剣道,柔道,弓道など武道が盛んに行われており,多世代の方々に広く親しまれております。 また,本市には,北辰一刀流の剣術,田谷の棒術など,古い歴史を持つ古武道,古武術の伝統があり,現在も脈々と受け継がれております。 我が国の伝統的なスポーツである武道や本市に伝わる古武道等は,日々の稽古を通して,健康でたくましい身体を形成するとともに,礼節,忍耐,克己,協調といった公徳心を養うなど,青少年の健やかな成長と豊かな人間性の形成に大きな影響を与えるものであります。 さらには,さまざまな分野でリーダーとなり,活躍することのできる人材の育成にも寄与することが期待されることから,水戸ならではの伝統文化として,将来にわたって引き継いでいかなければならないものと考えております。 武道や古武道等の伝統スポーツを将来へ引き継ぐためには,未来を担う子どもたちが武道や古武道等の伝統的な考え方を理解した上で活動することが大切であると認識し,本年5月に策定した水戸市スポーツ推進計画において,基本方針の一つである子どもたちのスポーツの充実の施策として,伝統スポーツの継承を位置づけたものでございます。引き続き,教育委員会と緊密な連携のもと,各施策に取り組んでまいりたいと考えております。 また,伝統スポーツを継承するとともに,普及,発展を図るためには,伝統スポーツを担う後継者の育成はもとより,全国や世界で活躍する選手の発掘,育成,強化を図ることも重要であることから,基本方針の競技スポーツの振興に位置づけました選手や指導者の育成,大会参加者への支援等の施策についても,武道関係団体等と連携し,積極的に推進してまいりたいと考えております。 次に,武道館の建設についてでございますが,市内では,堀原運動公園内に整備された県立武道館において,観梅弓道大会を初めとする数多くの大会が開催されるほか,武道に関する各種教室や練習が行われております。 一方で,本市においては,社会体育施設としての武道館がないことから,市民の皆様が気軽に武道に参加いただけるよう,学校施設夜間開放事業の中で,各小中学校の体育館,中学校の武道場や弓道場を開放し,活動場所の確保に努めております。 しかしながら,開放時間や施設の規模,機能に制約があり,満足のいく活動ができない状況となっており,加えて,水戸市立武道館建設に関する請願が平成24年第1回水戸市議会定例会で採択されるとともに,市立弓道場建設に関する陳情が平成25年第3回水戸市議会定例会で趣旨採択されるなど,武道関係団体の市立武道館の整備に対する強い思いを認識し,これまでも,本市に適した武道館の規模,候補地等について調査,検討を行っているところでございます。 現在,本市では,平成31年秋に開催されるいきいき茨城ゆめ国体に向け,体育施設の整備,改修を精力的に行っているところであり,また,国体開催後においても,プールの整備を初め,水戸市第6次総合計画に位置づけた施策との整合性を図る必要もあることから,武道館の早期整備は困難な状況となっております。 そのため,武道館の整備につきましては,水戸市スポーツ推進計画への位置づけはございませんが,本市といたしましては,武道館建設に関する請願が採択されていることなどを踏まえ,現在進めております各体育施設の整備状況や今後の財政状況等に配慮しながら,本市における武道館のあり方について検討を重ねてまいります。 ○議長(村田進洋君) 市長公室長,三宅正人君。          〔市長公室長 三宅正人君登壇〕 ◎市長公室長(三宅正人君) 安藏議員の一般質問のうち,茨城国体における会場地選手強化支援事業についてお答えいたします。 2019年茨城国体の開催に向けた選手強化につきましては,副知事を本部長とする茨城県競技力向上対策本部が設置され,県及び県体育協会が中心となり,天皇杯,皇后杯の獲得を目指して選手強化に取り組んでいるところであります。 本市におきましては,スポーツ推進計画の基本方針の中で,競技スポーツの振興を掲げており,国体開催に向けましては,各競技団体等と連携して地元選手の発掘と育成強化に努めるなど,競技力の向上を図るため,会場地選手強化支援事業に取り組んでおります。 この事業は,県体育協会,競技団体,開催地市町村の三者が連携し,開催競技の体験教室や強化練習会,記録会や大会等を実施するものであり,経費の一部は,県体育協会から各競技団体へ補助される仕組みとなっております。 本市におきましては,本年8月に堀原運動公園武道館で開催された全日本教職員弓道選手権大会の関連事業として,国体で活躍が期待される市内高校生を対象とした講習会を実施し,全日本弓道選手権の優勝経験者を講師に迎え,実演指導及び個別指導を行いました。 また,11月には,ケーズデンキスタジアム水戸において,実戦経験を積むため,関東高校女子セブンズ交流大会を開催し,茨城県を含む4県の女子ラグビー選抜チームの交流試合を行い,競技力の向上を図りました。 次年度以降も,各競技団体から,より一層の協力を得ながら,本市において予定している他の競技に関しましても,支援事業の実施に努めてまいります。 3年後の茨城国体開催に向けた機運を盛り上げ,大会を成功させるためには,地元選手の活躍が欠かせない要素であることから,今後とも,県及び競技団体との連携を図りながら,本市開催競技の選手強化の支援に取り組んでまいります。 次に,常磐自動車道内原バスストップ利用者専用駐車場の現状と安全性,利便性の確保についてお答えいたします。 この駐車場は,平成16年度に内原町が設置し,合併後に本市が引き継いだもので,駐車区画は42台分ございます。平成24年度に本市と一般社団法人茨城県バス協会が管理に関する協定書を締結し,現在は両者が設置者となり,本市は,駐車場用地の借地や機能保全のための修繕などを担当し,駐車場の日常的な管理については,バス協会が担当しているところでございます。 駐車料金は無料であり,人を配置して管理していないため,駐車区画以外の場所に駐車するなどの行為が発生しやすい状況にありますことから,駐車防止柵を設置するなどの対策を講じているところでございます。バス協会及びバス事業者と随時協議しながら,引き続き適切な管理に努めてまいります。 また,東京方面からのバスを下車した利用者が高速道路下のトンネルを通って駐車場に向かう際,夜間は暗くて不安であるという声があることは認識しているところでございますので,安全な環境づくりに取り組んでまいりたいと考えております。 現在,高速バスの利用者の増加に対応して,バス事業者が共同で38台分の臨時駐車場を設けており,合計で80台分の駐車台数が確保されております。御提案の駐車場の増設につきましては,駐車需要の動向を注視しながら,その必要性や設置主体などについて十分な検討が必要であると考えております。 したがいまして,まずは利用者の視点に立ち,既存の駐車場における安全性と利便性の向上を図るため,駐車場の運営のあり方を含め,バス協会及びバス事業者と協議を進めてまいります。 ○議長(村田進洋君) 産業経済部長小田木健治君。          〔産業経済部長 小田木健治君登壇〕 ◎産業経済部長小田木健治君) 安藏議員の一般質問のうち,農業行政についての御質問にお答えいたします。 初めに,農業改革に対する本市の対応についてでございますが,平成26年度に国において示された米政策の見直し等の改革を踏まえ,活力にあふれる農業の振興を図っていくため,水戸市農業基本計画(第4次)を策定し,各種施策を推進しているところでございます。 その中で,本市の水田農業につきましては,農家数の減少が進む中,安定した食料生産と農地の維持,経営規模拡大による所得の増加を図るため,農地の集積による大規模化を目指すこととしたものでございます。 その実現に向けまして,これまで土地改良事業による圃場の大区画化や用排水路等の生産基盤の整備を進めるとともに,農地中間管理事業や本市独自の水田農業規模拡大支援などにより,担い手への農地の集積を進めているところでございます。また,規模拡大に伴う農作業の効率化を促進するため,今年度は,JA水戸における米・麦共同乾燥調製施設の整備の支援も進めております。 平成30年には,国の米政策の見直しが実施されることからも,農業者に丁寧に制度の内容の周知を図るとともに,引き続き,農地の集積による大規模化を促進しながら,水田農業の経営安定と体質強化を図ってまいります。 今後,国におきましては,農業に係るさらなる規制改革を進めることとしており,本市といたしましても,それらに円滑に対応することが大変重要であると認識しており,JA水戸や農業公社との連携も含め,より効率的で機能的な農業行政体制につきましても,十分検討してまいります。 次に,水戸市農業基本計画(第4次)における多様な担い手の確保,育成についてでございますが,計画におきましては,年間10名の新規就農者を確保することを目標としてございます。 その実現に向けまして,青年就農給付金など国の支援制度に加え,市独自の就農スタートアップ支援,市内の農業教育機関と連携した学生相談会の実施などに取り組んでいるところであり,平成27年度から現在までで,合計10名の新規就農者が経営を開始しております。 若者の就農意欲の喚起と就農定着を目的といたしました青年就農給付金につきましても,研修期間における準備型については,平成28年度は8名の方に,就農後における経営開始型については,22名のうち個人が14名,夫婦が4組8名の方に制度を御活用いただいております。 新規就農者の横の連携を図るための取り組みでございますが,本市には,市内に住む青少年農業従事者で組織されました水戸市農業後継者クラブがあり,40歳未満の若手農家29名が加入しております。毎月の定例会による情報交換や圃場巡回など,クラブ員相互の親睦と農業技術の向上に資する積極的な活動が行われております。 また,新規就農者で組織されました,いばらき新規就農者ネットワークにおきましても,情報交換や交流を通じて,農業経営者としての資質の向上や後に続く就農希望者等の円滑な就農及び定着を支援する活動が行われております。 市といたしましても,これらの取り組みを支援しながら,新規就農者の育成に努めてまいります。 また,女性の活躍を促す取り組みでございますが,農業経営を経営主はもちろん,家族にとっても魅力的でやりがいのあるものにするためには,女性が主体的に経営に参画でき,意欲と能力を十分に発揮できる環境を整備することが重要であると認識しております。 そのため,経営方針や役割分担,就業環境などを家族間で取り決める家族経営協定を推進しているところでございます。現在131組が取り組んでおり,近年は,夫婦で新規就農する際,協定を締結することが多く,平成28年度も1組の新規就農者夫婦が締結しております。 また,女性は,農産物の加工など6次産業化の担い手としても期待されるところであり,食育等の分野における取り組みも含めまして,活躍できる場の創出に努めてまいりたいと考えております。 今後とも,青年就農給付金を初め,これらの施策を推進するとともに,新たな市独自の支援策の検討も行い,多様な担い手の確保,育成に取り組んでまいります。 ○議長(村田進洋君) 23番,安藏栄君。          〔23番 安藏栄君登壇〕 ◆23番(安藏栄君) それぞれ御答弁をいただきました。再質問をさせていただきます。 まず第1点目,水戸市スポーツ推進計画についてちょっと質問をさせていただきます。 今,部長さんから武道館の早期整備は困難な状況となっておるという答弁がございました。そして,水戸市スポーツ推進計画への位置づけはございませんというような答弁でございました。これが皆さんから御署名,捺印いただいた請願でございまして,私もこのことに対しては,以前から本当に全体のスポーツの中での武道をしている方からの請願ということで,当時の文教福祉委員会でもさんざん議論があったところでございますが,それから,所管が変わりまして,スポーツ課のほうへ移管されてからは,正直言って,私はこのスポーツ推進計画につきましては,立派な委員さんで構成される審議会でつくられたものでありまして,それはそれとして大変評価をしているところでございますけれども,たまたまこの部分については,一言もといいますか,余りにも期待に反した推進計画だということで,本当にこの議会として全会一致で請願が採択された案件に対して,このような話というのは,私もちょっと残念でありますし,これからこの計画につきまして,いろいろ考えていただきたい。そしてまた,国のスポーツ基本法の中で,第3条で国の責務,第4条で地方公共団体の責務という項目がございます。地域におけるスポーツの振興のための事業への支援等でスポーツ施設の整備その他の必要な施策を講ずるよう努めなければならないという定めがありまして,質問としましては,この立派な水戸市スポーツ推進計画の8年間の計画なんだけれども,こういうものに対して見直しといいますか,そういうことはできるのかどうか,それを再度お伺いをさせていただきたいと思います。 茨城県のスポーツリーダーバンクというのがございまして,その登録状況は,県内全体で,96種目で1,410人のスポーツに対するリーダー的な存在の方の登録がございますけれども,これによりますと,弓道が69人,柔道が57人,サッカーが19人とか,バスケットボールが9人とか,いろいろな茨城県としてのスポーツ振興のためのバンク登録の数字が出ていますけれども,こういうことから考えても,このスポーツ推進計画に随分反映されるとは思うんですけれども,何とぞこの武道に関する部分について8年間の中で見直しができるかどうか,その部分もちょっと質問をして答弁をいただきたいと思います。 次に,農業行政の部分で,時間がなくなってしまいますので1点だけ言わせてもらいます。 今,小田木部長から随分詳しいお話をいただきましたし,随分頑張ってやっているなということはよくわかるんですけれども,現状の認識がちょっと変わってきている。このことだけは言わせてもらいます。 先ほど,新規就農者のことで言いました。確かに45歳未満の方に対しては,青年就農給付金が国の制度として今行われています。しかし,現状としては,62%は50歳以上ということなんですよね。だから,認定農業者制度など,いろいろな制度がありますけれども,農業をしている方の高齢化がある中において,いろいろな補助事業の対象者を40歳ではなくて,これはそろそろ年齢的に上げなくちゃまずいのかなという感覚で私は見ておりますし,現状,本当に60歳でも70歳でも元気でやっているので,国,県,市のそういう施策の中で40歳と限定するのはいかがなものかと,今思っております。 そしてもう1点だけ言わせてもらいますと,私も過日若い認定農業者の方を含めた若い農業者の方との懇談の場がありました。そういう中で,本市の農政として,やはりいろいろな補助事業があった中で,机上の数字で補助事業とかいろいろな施策の計画を立てるだけではなくて,もっともっと現場に足を運んで農家の現状を見てもらうような施策をぜひ進めていただきたいと思います。 もう1点言わせてもらえれば,水戸でワインの話がありました。あるいは,フォーをつくるツネズミメンズという新しく6次産業化の事業が始まりましたので,新規就農者の施策などとあわせて,こういう事業もぜひ水戸市の産業の振興の一端として進めていただきたいということも含めまして,その点についても再度答弁を求めまして,再質問を終わります。 ありがとうございました。 ○議長(村田進洋君) 市民協働部長,武田秀君。          〔市民協働部長 武田秀君登壇〕 ◎市民協働部長(武田秀君) 安藏議員の再度の御質問にお答えいたします。 スポーツ推進計画についての見直しにつきましては,現計画は平成28年度から35年度までの8年間の計画となっております。国体開催などの状況を踏まえて,期間中の見直しも含め,また,水戸市第6次総合計画との整合性を図りながら,本市に適した武道館の規模,候補地など本市における武道館のあり方等について,県武道館の利活用と役割分担も含め,検討を重ねてまいりたいと考えております。 ○議長(村田進洋君) 産業経済部長小田木健治君。          〔産業経済部長 小田木健治君登壇〕 ◎産業経済部長小田木健治君) 安藏議員の再度の御質問にお答えいたします。 多様な担い手の育成,確保に向けてでございますが,若い世代がやりがいを持って就農でき,また,御質問にもありました中高齢の方であっても就農できる,そういう持続可能な農業の振興を図っていくためにも,農業従事者の確保に向けた施策といたしまして,これまでの取り組みを一層推進するとともに,新たな市独自の支援策の検討も行いながら,多様な担い手の確保,育成に取り組んでまいります。 また,6次産業化等の施策も含めまして,農業の振興に向けまして,総合的な施策の展開に努めてまいります。 ○議長(村田進洋君) 17番,田口米蔵君。 なお,自由民主党水戸市議団改革水戸会派残り時間は45分であります。          〔17番 田口米蔵君登壇〕(拍手) ◆17番(田口米蔵君) 自由民主党水戸市議団改革水戸の田口米蔵でございます。 会派では4番手になりますが,ただいまから,平成28年第4回水戸市議会定例会に当たり,通告に従い,一般質問をいたします。 まず初めに,第1回水戸黄門漫遊マラソンについて伺います。 水戸市内を走る初めてのフルマラソン,第1回水戸黄門漫遊マラソンが,北は北海道から南は沖縄県まで47都道府県,全国各地のランナー1万5,380名のエントリーにより,本年10月30日に盛大に開催されたところであります。 大会当日は,若干肌寒い天候ではありましたが,1万3,409名が思い思いの格好でスタートラインに立ち,号砲とともに一斉に駆け出していく姿は圧巻であり,中心市街地の沿道もランナーを応援する多くの人で埋め尽くされ,大いなるにぎわいを見せたのではないかと思っております。 マラソンコースは,日本3名園の一つの偕楽園や千波湖といった,水戸市民にとって,憩い,交流の場となるシンボル空間を通って,旧県庁跡地にゴールすることから,ランナーの皆さんは走りながら水戸市の歴史景観,自然景観に触れることができ,十分に満喫し漫遊していただけたのではないかと思っております。 参加されたランナーや応援の方々からは,大変すばらしく盛り上がった大会であったという声を多く耳にしているところでもあります。 本大会を大成功に導いた高橋市長を初めとする大会関係者,3,000人を超えるボランティアの方々,警備や交通規制に御協力をいただいた茨城県警察など,皆様方の御尽力に深く敬意を表する次第であります。 私自身,先ほども申し上げたとおり,本大会は大成功に終わったものと考えておりますが,一部新聞報道等において,給水所におけるスポーツドリンクや給食の不足が報じられており,そのことについては真摯に受けとめ,次回大会をさらなる大成功へと導いていただければと期待するものであります。 そこで,第1回水戸黄門漫遊マラソンを開催し終えた現在の感想と給水,給食の当日の詳細,初めてのフルマラソンを実施したことにより見えてきた課題について伺います。 また,水戸黄門漫遊マラソンは,水戸を代表する集客力のあるイベントになると考えております。 2月,3月の梅まつりに始まり,4月の桜まつりと続き,多くの観光客を呼び込んでおりますが,中心市街地への呼び込みにはなかなか至っておりません。中心市街地のにぎわいを考えたとき,毎年恒例の8月の水戸黄門まつり,9月には定着しつつある水戸まちなかフェスティバルがあります。これらに続き,10月の水戸黄門漫遊マラソンを定着させれば,中心市街地のにぎわい,さらには水戸市への通年観光等が現実化し,大いなるまちの活性化が図られるものと考えております。まちの活性化を期待し,今後とも市民と一丸となった水戸黄門漫遊マラソンの開催を希望するところでありますが,今後の開催への意欲についてお伺いをいたします。 次に,農業行政について伺います。 我が国においては,今月の9日に環太平洋戦略的経済連携協定,いわゆるTPPの承認案と関連法案が参議院本会議で可決,成立したところであります。 しかし,アメリカ次期大統領であるドナルド・トランプ氏は,来年1月20日の就任初日にTPP離脱を表明するとしており,日米が主導してきたTPPは発効が極めて厳しくなったと言わざるを得ません。 その一方で,先行きが不透明になったことで安堵する農業関係者は少なく,国内農業の体質強化は待ったなしの状況に置かれており,TPPの発効いかんにかかわらず,農業構造を強化していくことは,我が国農業にとって最大の課題であり,体質強化に向け,政策,予算の両面で万全を期すべきであると思っています。 これらのことを踏まえ,本市農業行政の推進について何点かお伺いをいたします。 1点目は,飼料用米とWCS用稲の推進についてであります。 国においては,現在,経営所得安定対策として水田フル活用の推進等を図っているところであります。主食用米から飼料用米等への転換が進み,平成27年産においては,平成16年産から生産数量目標の配分を開始して以来初めて過剰作付が解消され,本年28年産においても2年連続で達成されたところであります。農水省は,来年度においても過剰作付解消を定着させたいとしております。 しかし,これまで残念ながら茨城県及び水戸市においては,いまだに達成されておりません。平成26年産の米価格の暴落を踏まえ,米需給,米価の安定のためには,来年度の飼料用米等の推進が最も重要であります。本市における本年度の取り組みと実績,来年度へ向けた推進体制について伺います。 次に,2点目は,米政策の見直しについてであります。 農水省は,本年11月28日,来年産の主食用米の生産数量目標を決定し,発表いたしました。国による生産調整は,平成30年産から廃止され,生産者の自主的取り組みに移行することが既に決まっており,昭和46年に生産調整という名目で減反政策を開始して以来,現行制度で最後の生産目標となるわけであります。 平成30年産からは,国は全体の需給見通しを示すのみであり,各県別の配分は示さず,県や市町村などが主体となり決定するとされています。この見直しについて,これまでの市の対応の経緯と今後の対応について伺います。 次に,農地中間管理事業について伺います。 我が国の農政改革において,担い手に対する農地の利用集積は,地域農業を維持,発展させる上で重要な政策課題となっています。平成25年12月に決定された農林水産業・地域の活力創造プランにおいても,平成35年度までに全農地に占める担い手の利用面積の割合を全体の8割へふやすことを目標としております。 農地の集積については,現在,平成26年にスタートした農地中間管理機構が農地集積バンクとして事業展開をしているところでありますが,人・農地プランにおける農地中間管理事業の位置づけが不十分なことや機構に対する認知不足と出し手農家の抵抗感などが課題とされております。 そこで,関連して何点かお伺いします。 1点目は,これまでの本市の実績と推進体制,2点目は,国においては,平成35年度までに担い手への農地利用が全農地の8割とすることを目標としていることから,本市の目標と現在の達成状況及び課題について伺います。 3点目は,農地集約を進めるため,県と農地中間管理機構,農業者5団体は,先月の18日に農地中間管理事業による農用地の集積及び集約化の促進に関する協定を締結したところであります。今後における本市のかかわりについて伺います。 4点目は,農地耕作条件改善事業についてであります。 国は,農地中間管理事業と連携を図りながら,担い手への農地集積の推進や高収益作物への転換を図るための計画策定や基盤整備,営農定着に必要な取り組みを支援しており,その中で,簡易な農地整備への要望が後を絶たない状況であるとしています。本市の取り組み状況について伺います。 最後に,植物公園内の薬草園について伺います。 1点目は,薬草園の歴史と役割についてであります。 薬草について,本市の歴史をひもといてみますと,水戸藩第2代藩主徳川光圀公は,江戸時代西山荘に隠居後,貧しく医者にかかれない領民たちを救うため,当時の藩医に命じて身近で入手しやすい薬草の使い方や効能を紹介する本をつくらせました。それが日本初の家庭の医学書と呼ばれている救民妙薬であります。397種類に及ぶ処方は,そのほとんどが水戸藩の領内でとれる薬草を材料に構成されております。本市の公園内には,救民妙薬に登場する薬草も多く栽培されており,水戸藩にまつわる薬草について歴史,栽培,薬学を同時に学ぶことができるのです。 そこで,お伺いしますが,現在の薬草園が設置された目的及び現状について伺います。 2点目は,養命酒製造株式会社との協定締結についてであります。本市においては,本年7月25日に薬草を活用した官民協働事業に関する協定を養命酒製造株式会社と締結したところであります。そのプロジェクトとしてハーブ園の整備を初め,薬膳メニューの開発提供,薬草に関するイベントの実施などの活動を進める予定としており,協定期間は5年間とし,養命酒製造株式会社から年間200万円,5年間で1,000万円の提供をいただくというものであります。 そこで,伺いますが,協定締結に当たっての経過と今後の課題について伺います。 3点目として,薬草園が果たす将来的な役割についてでありますが,薬草作物については,江戸時代に生産が推奨されるなど栽培の歴史は長いわけでありますが,日中国交正常化において,安い中国産の輸入がふえ,産地が衰退してしまったと言われております。 しかし,中国産の生薬原料価格の高騰により,再び注目が集まり,現在,全国約30の産地で試験栽培中であるとしております。先月,会派内で行政視察を行った養命酒工場のある長野県駒ヶ根市においては,6次産業化の重点事業として農商工連携と駒ヶ根ブランドを目指し生薬栽培に取り組んでおります。 そこで,本市において新たな薬草園での成果と6次産業化に向け民間への栽培の働きかけの考え方について伺います。 最後に,公園内の植物館について伺います。 植物館においては,1年を通し展示会や講座が数多く開かれております。しかし,開館から約20年となることから,修繕の必要な箇所が見受けられます。特に,展示する箇所においては,壁面の汚れや傷みが目立ち,出展者からはせっかくの作品が台なしであるとの声をよく耳にします。私も年1回の出展の機会があり,特に感じているところでもあります。早急な改善が望まれます。 そこで,伺いますが,展示における利用者と入館者数及び維持管理について,さらにあわせて第6次総合計画にうたわれている公園全体の再整備についての見解をお伺いいたします。 以上,執行部の明快な御答弁をお願いいたしまして,私の一般質問を終わります。 ありがとうございました。 ○議長(村田進洋君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 市民協働部長,武田秀君。          〔市民協働部長 武田秀君登壇〕 ◎市民協働部長(武田秀君) 田口米蔵議員の一般質問のうち,水戸黄門漫遊マラソンについてお答えいたします。 市内を走る初めてのフルマラソン,第1回水戸黄門漫遊マラソンは,市民の皆様が一丸となって御協力いただいた結果,成功裏に終えることができたと考えております。 本大会には,フルマラソン,5キロメートル,2キロメートルの部に47全都道府県から1万5,380名のエントリーがあり,大会当日,1万3,409名がスタートラインに立ち,南町2丁目からスタートしていく様子は,まさに圧巻であり,大いなるにぎわいを見せたのではないかと思います。 参加したランナーの方からは,途切れない応援がすばらしかった,沿道の応援者の皆様からは,マラソン応援が楽しかった,盛り上がったなど多数の御意見をいただき,おおむね好評でありました。また,市民の間でボランティアという形で積極的にかかわって,まちを盛り上げようという機運が高まった結果,運営にかかわれて楽しかったという多数の声をいただいております。 大会を終えての感想としましては,地域コミュニティ,地元企業,行政が一体となり,市民力や地域力を肌で感じることができた大会でありました。改めて本大会を支えていただきました全ての皆様,御参加いただきました全ての皆様に深く感謝を申し上げます。 議員御指摘のスポーツドリンクにつきましては,コース沿道上,15カ所の給水所のうち8カ所に,同規模のマラソン大会を参考に2,304リットル準備いたしました。 給食につきましては,給水所の7カ所に分散して,チョコレート,バナナ,干し梅,まんじゅうを1万個ずつ,そのほか,梅あめ等を配備したところでございます。 しかしながら,給水所のテーブルの数が不足していたこと,給水コップの配列が混み過ぎていたこと,給食の見込み数,配置バランスに配慮が足りなかったことなどから,一部の給水所において不足する事態が生じてしまいました。 今回の状況を踏まえ,十分なテーブルの数を準備し,間隔をとり,ランナーがスムーズに給水,給食できるように配置してまいります。あわせて,それぞれの給水所へのスポーツドリンクや給食を適正に配分するよう,次回大会に向けて改善してまいります。 参加したランナーやボランティアの方々からは,トイレ不足,誘導案内看板の不足,キロ表示の正確さ等さまざまな御意見をいただきました。 また,ゴール地点でのステージイベントや前夜祭など大会を盛り上げるための工夫,まちへ経済効果をもたらすための仕掛けづくり,大会の視覚的演出など,まだまだレベルアップしなければならない点があったと感じております。 これらの課題等については,早急に検証を行い,皆様から寄せられた貴重な御意見を参考にし,2回目,3回目とよりよい大会になるよう改善しながら,大会を継続して開催してまいりたいと考えております。 水戸ならではの個性と魅力を国内外へ広く伝える大会として,さらには市民とともにつくる大会として,市民と今まで以上に手を携えながら,全国から集まるランナーをお迎えし,皆様に親しまれる市民マラソン大会へと発展させてまいります。 ○議長(村田進洋君) 産業経済部長小田木健治君。          〔産業経済部長 小田木健治君登壇〕 ◎産業経済部長小田木健治君) 田口米蔵議員の一般質問のうち,農業行政についての御質問にお答えいたします。 本市におきましては,米作の安定的な経営を維持していくため,転作の推進を図っております。転作作物については,市内の水田は湿田が多く,麦,大豆の作付が難しいことから,湿田でも作付をしやすい飼料用米やWCS用稲を中心とした作付拡大を推進しているところでございます。 飼料用米,WCS用稲の推進のこれまでの取り組みといたしましては,生産規模の大きな農家を中心とした戸別訪問や集落説明会等における補助制度の周知を図るほか,WCS用稲につきましては,水戸市農業公社における収穫機械等のリースにより,生産組合のコスト低減等を通し,推進を図ってきたところでございます。 飼料用米の取り組み実績といたしましては,今年度は約367ヘクタールとなり,昨年度に比べ9ヘクタール増加しております。WCS用稲につきましては,今年度は約107ヘクタールとなり,昨年度に比べ9ヘクタール増加しております。 また,飼料用米につきましては,今年度生産に取り組んだ443名が事前に出荷契約を結び,その全ての方がJA等の集荷業者へ出荷しております。 飼料用米等の作付拡大により,水戸市農業基本計画(第4次)に掲げました転作作物全体の目標値680ヘクタールは既に達成しておりますが,市内におきましては,現在も食用米の作付が過剰となっております。したがいまして,過剰作付の解消とともに,農業者の経営所得安定を図るためにも,引き続き,飼料用米等の作付拡大を推進してまいります。 次に,平成30年からの国の米政策の見直しへの対応についてでございますが,今年11月に,国,県,市町村,県農業再生協議会等との意見交換会が行われ,国からは,飼料用米のさらなる生産拡大及びコスト低減などに関する説明があったほか,県からは,現在の生産数量目標の配分値にかわります目安となる数値を示すことを検討していることなどの説明がございました。 今後とも,県及び市の農業再生協議会と連携しながら,国から提供される情報に基づき,農業者に丁寧に制度内容の周知を図るなど,平成30年の米政策の見直しに円滑に対応できるよう準備を進めてまいります。 次に,農地中間管理事業の実績等についてでございますが,本市において,現在,農地中間管理機構に登録されている借り受け希望者は,145件,借り受け希望面積は,約735ヘクタールとなっております。また,機構への貸し付け実績は,平成26年度からこれまでに450件,約242ヘクタールとなっております。 また,農地中間管理事業を推進するメリット措置の一つである経営転換協力金の交付実績といたしましては,平成27年度は11戸,約3.8ヘクタールに390万円を交付しております。 農地中間管理事業の推進体制といたしましては,本年4月に,県央農林事務所に,本市を含みます管内市町村をカバーする推進員2名が配置され,体制が強化されたところであり,本市におきましても,この推進員と連携を密にしながら,事業の一層の推進を図っているところでございます。 今後の農地集積における本市の考え方等についてでありますが,水戸市農業基本計画(第4次)におきまして,平成35年度の担い手への集積率目標を50%と定めており,平成27年度末で約18.6%の集積率となっております。農地集積に当たりましては,借り受け希望者は作付しやすいまとまった農地を希望する一方で,貸し付けを希望する農地の立地条件が悪い場合,農地中間管理機構で扱えないことなどの課題もございますが,制度の一層のPRを図りながら,集積拡大に努めてまいりたいと考えております。 次に,県,機構,農業者団体との農地集積への協定につきましては,本年11月に,農地中間管理機構,県農業経営士協会等の県内農業者団体5団体及び茨城県において,農地中間管理事業による農用地の集積及び集約化の促進を図ることを趣旨といたしました協定が締結されたところでございます。 市といたしましても,この協定を締結した団体に所属する市内の認定農業者等とも連携を図りながら,農地中間管理事業の一層の推進を図ってまいりたいと考えております。 次に,農地耕作条件改善事業につきましては,農地中間管理事業に取り組む地域を対象に,担い手への農地集積の推進や高収益作物への転換を図るための基盤整備などを国が支援する事業でございます。 現在,県内でも取り組み事例が数少ない状況でございますが,県の土地改良部門や農地中間管理機構と連携しながら,借り受け希望者等への周知を図り,事業の活用を促進してまいりたいと考えております。 次に,水戸市植物公園についての御質問にお答えいたします。 植物公園内の薬草園につきましては,身近な薬用植物を学ぶことを目的といたしまして,平成元年3月に設置したものでございます。 平成18年度からは,江戸時代から続く薬草に関する歴史や学びを現代に生かしていくため,水戸藩にまつわる薬草と資料の収集を開始し,現在,約70種を植栽しており,東日本大震災で使えなくなりました弘道館の瓦を縁取りに利用するなど,水戸らしい特色を持たせたものへと充実を図ってきたところでございます。 その薬草園を拠点といたしまして,展示や講演会などを通した薬草の歴史や現代的な活用方法の紹介を初め,お茶づくりやつえづくりなど,さまざまな事業を展開しているところでございます。 養命酒製造株式会社との協定につきましては,水戸市と養命酒製造株式会社がお互いの持つ薬草に関する資源を活用し,現代における新しい価値を生み出していく協働事業を行うことを趣旨といたしまして,本年7月に協定を締結したところであり,その一端として,シンボルとなります薬草園の拡張整備に取り組んでいるところでございます。 既存の薬草園については,歴史を感じるエリア,拡張整備いたします薬草園については,触れたり体験することができるエリアとして整備するほか,実験圃場となるトライアルガーデンを新たに設置してまいります。あわせて,薬草にまつわる歴史を誇りにし,その文化を継承していくために,見る,触れる,食べるといった一連の体験により,薬草を身近に感じることのできる事業や健康意識の醸成等に向けた事業を協働で展開してまいりたいと考えております。 薬草園の果たす将来的な役割といたしましては,植物公園のリニューアル整備を進めるに当たっての重要な特色の一つとして位置づけてまいりたいと考えております。 また,薬草の産業化や薬草関連商品のブランド化につきましては,気候等の生育環境に左右されやすい薬草の品質を保持できる栽培技術の確立や収益性などの課題もございますので,今後,本市での栽培に適した薬草の種類や方法の研究を進めてまいりたいと考えております。 次に,植物館の運営状況についてでございますが,山野草を初め,古典園芸植物,ボタニカルアートなど多岐にわたって,年間約50回の展示と50種類以上の教室及び講演会を約40の市民団体の御協力をいただきながら開催しております。 年間の公園入園者数とほぼ同数の約5万6,000人の方に入館いただき,また,約5,000人の方に教室や展示での利用,植物に係る同好会活動に利用をいただいており,花と緑にかかわる文化活動の推進や地域の植物文化の向上にも大きく寄与しているものと考えております。 植物館は,開館から約20年が経過し,壁面等にも傷みが見られることから,市民が活動しやすい場となるよう計画的な修繕に努めてまいります。 また,植物公園全体につきましても,清掃工場の移転にあわせた一体的な再整備を水戸市第6次総合計画の重点プロジェクトの一つに位置づけており,来年度には全体的な整備構想の策定を進め,観賞大温室等の再整備を初め,水戸らしい特色を持った魅力にあふれる植物公園のリニューアル整備に取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(村田進洋君) 17番,田口米蔵君。          〔17番 田口米蔵君登壇〕 ◆17番(田口米蔵君) それぞれ御答弁をいただきましたが,農業行政の中で,何点か要望と再質問をさせていただきます。 まず,要望でありますけれども,農地耕作条件改善事業についてであります。これに関しては,簡易な整備を質問で申しましたが,簡易な整備をするということで,非常に耕作に条件不利な土地,あるいはある程度まとまった土地で畦畔や暗渠排水等を整備するのは,当然農地中間管理機構との連携のもとでありますけれども,これが満額出るんですね。10アールの畦畔に15万円かかるとすれば,15万円が出るということなので,農地集積は,水戸市においては,人・農地プランというのが基礎になるわけですけれども,人・農地プランを水戸市でいち早く作成したんだけれども,水戸市全域での担い手と位置づけをして人・農地プランを作成したというのが,そういうことからこの事業が大して進まないというツケが回っているのかなと。そういう点で,人・農地プランを見直してほしいという希望もありますが,これにおいては,新聞等でも掲載されておりますけれども,昨年度は予算100億円で,事業が414件あったと,今年度は600件の事業で123億円,これがあっという間に予算が消化されてしまう。3回に分けて国は配分しようとしたんですけれども,各地域からの要請が多くて,非常に簡易で,申し込めばすぐ採択されるというような事業もあるということなので,そういうことを踏まえると,やはり人・農地プランの見直しと,さらには耕作解除条件ということで,耕作がやりづらい地域を一つにまとめるというのが農地中間管理機構の役目でもあると思うので,周知徹底させて,これからの推進に向けていただきたいというふうに思って,これは要望といたします。 それでは,再質問でありますけれども,まず,担い手の集積について,今御答弁をもらいましたけれども,質問でも述べましたが,水戸市の目標は50%,国は平成35年度までに80%,約8割を集積したいんだという計画でありますけれども,調べてみますと,県は66%,水戸市はただいまの答弁で50%,この数字の変化というのは,どのような考えのもとで設定されているのか,それをお聞きしたいと思います。それは再質問です。 もう1点は,再質問でありますけれども,農地中間管理機構の答弁の中でありましたけれども,経営転換協力金ということであります。この経営転換協力金というのは,自分が農業経営をリタイアしてしまう,あるいは作物を転換するために水田のほうは全部貸してしまう,機構に預けてしまうという制度でありますけれども,その中で,それに申請した方等からも御意見を承っているところでありますけれども,平成27年度では,例えば,自分の耕作面積全体が0.5から1ヘクタールだと,その間でというときには10アール1万円という基準の価格がありますけれども,平成27年度には0.5ヘクタールから2ヘクタールの間の人には最大50万円という経営転換協力金というのがあるんですね。それが27年度はそうであったんですけれども,28年度になると,10アール1万円台と急にがたんと交付単価が変わったわけです。計算してみますと,例えば,2ヘクタールだったら20万円しかなく,50万円から10万円に下がったというような,細かい計算はあるかもしれませんけれども,そういうふうに感じております。 ところが,平成28年4月には10アール1万円だよと言っていたら,今度は6月には,水戸市も市長が中心となっていろいろ要望したんでしょう。県が主体となるわけですけれども,今度は30万円に上げたいと,それでいいですけれども,その後また11月からまた1万円に戻しますよと,年に,28年のうちに3回変えているんです。そしたら,どのときに申し込んだら一番よかったのかというようなことになる。そういうことがあるので,この考え方といいますか,協力金がなぜこのように変わるのか。それとさらには,経営をリタイアする場合には,農地中間管理機構は耕作の不便なところは受け入れないというような条件も入っているということなので,この経営転換する場合に,耕作条件が不利なところが除かれるのか,あるいは一括で貸さなければ,経営転換協力金はもらえないわけですから,そういう場合の対応といいますか,考え方について再質問させていただきます。 ○議長(村田進洋君) 産業経済部長小田木健治君。          〔産業経済部長 小田木健治君登壇〕 ◎産業経済部長小田木健治君) 田口米蔵議員の再度の御質問にお答えいたします。 1点目の農地の集積の目標値でございますが,県におきましては,平成25年度の集積率の2.5倍の66%を目標値としております。本市の場合,小規模農家が多く,平成25年度の現況値は14.6%にとどまっており,この2.5倍の値,36.5%を超える50%を目標値と設定したものでございまして,課題となります担い手の育成を図りながら,その実現を目指してまいりたいと考えております。 2点目の経営転換協力金でございますが,農地中間管理事業のメリット措置の一つでありますけれども,交付単価につきましては,県が独自に設定しているものでございまして,年によって変動しているものでございます。市といたしましては,来年度に向けまして,協力金の額が大幅に変動しないように県と協議を進めていくとともに,地域での混乱等が生じないように県と十分に連携をしまして地域に周知を図りながら事業の推進を図ってまいりたいと考えております。 また,協力金の要件制度等についてでございますけれども,立地が悪いなどの理由により機構が借り受けない農地があった場合でも,その農地を除いた自作地についてその他の要件を満たしていれば,受け取ることができるという運用となっておりまして,それらの制度につきましても,十分農家の方に周知を図ってまいりたいと考えております。 ○議長(村田進洋君) 暫時休憩いたします。            午前11時58分 休憩      ------------------------            午後1時1分 再開 ○議長(村田進洋君) 休憩前に引き続き,会議を開きます。 御報告申し上げます。午後1時,25番高橋丈夫君が出席いたしました。 それでは,引き続き,一般質問を許します。 12番,小泉康二君。 なお,水政会の会派残り時間は46分であります。          〔12番 小泉康二君登壇〕(拍手) ◆12番(小泉康二君) 水政会の小泉康二でございます。 平成28年第4回水戸市議会定例会に当たり,通告に従い,一般質問をさせていただきます。 まず初めに,本市における市民協働の精神と協働事業に対する基本的な考え方についてでございます。 現在,子育てや高齢者支援を初め,環境,防災,まちづくりなど幅広い分野において,NPOやボランティア等の市民団体の皆様が中心となって活発な活動が展開されております。私自身も,その活動に参加する中で,市民の力や地域の力の大切さや重要さを改めて感じているところであります。 本年度,水戸市では10年ぶりに第40回世界オセロ選手権大会が開催され,さきの大津議員や五十嵐議員の代表質問におきましても,その成功ぶり,またその中身について質問,答弁がなされたところでもあります。 また,新たな取り組みといたしまして,みと・HIKARI・プロジェクトが実施されております。これら市民との協働による事業は,高橋市長の力強いリーダーシップのもとに展開されております。また,関係各課においても協力体制をしいて,より発展的な中身のある事業となっておりまして,改めて市長の手腕に敬意を表するものでございます。 一方,これらの協働事業を実施,展開するに当たっては,これまでの市民の皆様や各市民団体の長年にわたる活動があってこそ成り立っていると思っております。世界オセロ選手権大会につきましては,本市において10年前に第30回を開催いたしました。そして,成功をおさめたところでございます。 その際には,誘致や大会成功のために,水戸オセロプロジェクトといって,市民有志の皆様方が活発にオセロ文化の普及活動,そしてまた大会を行ったり,多大なるお力添えをいただいて成功裏におさめたということがございました。 また,さきの代表質問の中では,世界オセロ選手権大会の概要については余りなかったので,ちょっと紹介も含め述べさせていただきたいと思いますけれども,第1回が1977年,日本の東京で,このときは帝国ホテルで開催されました。その後,第10回,第20回,第30回と,10回単位で日本で開催されておりまして,その第30回大会が私どもの水戸市で行われたということでございます。その第30回から述べますと,年ごとに順を追って言いますと,ギリシャ,ノルウェー,ベルギー,イタリア,アメリカ,オランダ,スウェーデン,タイ,イギリス,まさに世界を一周して再びこのオセロ発祥の地,水戸で大会が開かれたということでございまして,成功裏におさまったことが本当に喜ばしいことだと思いますし,また,質問でありましたが,第50回開催に向けても市民意識の醸成も含め,活動を高めていければと考えております。 また,みと・HIKARI・プロジェクトについては,平成8年からスタートし,冬の風物詩として親しまれてきたアートタワーみとスターライトファンタジーが20年を節目に幕を閉じたため,新たに展開されることとなったものとうかがっております。 こちらも市民有志によって実行委員会が設置されて,アートタワーや周辺のライトアップやイルミネーション,また市内小中学生を対象にクリスマスコンサートを開催していただいたり,またその皆様方によって年末のカウントダウンライブを開いていただいたり,また,水戸の市民に大変親しまれましたフリーマーケット等も芸術館広場において開催をしていただいてきました。まさに芸術館の内外においてお力添えをいただいて,水戸の芸術館,そして芸術文化の発展に寄与いただいたものと考えております。 このように,それぞれの事業には先人が取り組んできたすばらしい功績があります。私たちは,それをしっかりと受けとめ,そしてさらなる事業の発展につなげていくことが大切であると考えておりますと同時に,その活動やこれまでの取り組みに対しまして,敬意や感謝の気持ちを決して忘れてはならないと考えているところでございます。 そして,今回,みと・HIKARI・プロジェクトにおきましては,国の地方創生メニューの予算を受けて実施されることになったわけでありますが,そういったこともこういった皆様方の活動があったからこそ先進事例として予算をいただけたものと考えております。 そこで,第30回世界オセロ選手権大会の取り組みやアートタワーみとスターライトファンタジー事業について,水戸市としてどのような引き継ぎをなされたのか,また,引き継いだ際のそれぞれの事業に対する市の考え方をお伺いいたします。 さらに,これらの協働事業は,多くの市民や市民団体の協力によって実施されたものであると考えますが,これまでの市民や市民団体の活動に対する思いと,そして感謝の気持ち,また本市や各事業に対する市民の皆様お一人お一人の熱意や情熱,そしてその心意気が決して今後後退することのないよう,気遣いや心遣いも必要であると考えておりますが,本市の考えをお伺いいたします。 次に,今後の協働事業の考え方や取り組みについてでありますが,NPOやボランティア等のそれぞれの専門性を生かした活動は,今後ますます活発化することが期待されるとともに,市民と行政との協働都市を宣言しております本市にとりましては,より一層活動を活発化させていかなければならないと考えております。 そのような中,本市では,平成22年度より提案型の協働事業提案制度を展開しておりまして,わくわくプロジェクトがスタートされております。さまざまな協働事業が行われ,また,進行しているところでありますが,こちらにつきましては,私の地元においても,渡里湧水群を活かす会の提案協働事業ということで採択をいただきまして,市民有志の皆様方で地域の河川整備,また環境整備に努めているところですけれども,この協働事業が採択されることによりまして,非常にそれら自助の部分にさらに追い風が吹いて,費用面でもそうですし,市とのかかわり合いもそうですし,各担当課が分かれるんですけれども,そういったことからも,市民との協働がなされていることを私も目の当たりにしておりまして,非常に有効な,また有意義な制度だなということを感じてもおります。 市民と行政との協働によるまちづくりは,市民にとってこれまでの活動の範囲を広げることができるとともに,行政にとりましても,民間の主体的な活動,活力を生かすことができるものであり,大変重要であります。 そこで,本市においては,これまでどのような協働事業に取り組まれてこられたのか,また,今後どのような考えのもと,協働事業を進めていく考えなのかをお伺いいたします。 続きまして,いきいき茨城ゆめ国体2019について質問をいたします。 2019年のいきいき茨城ゆめ国体開催まで残り3年を切るところになりましたが,来年2017年1月1日には,開催まで1000日前という節目を迎えます。そしていよいよ開催までのカウントダウンが始まろうとしております。 前回の水と緑のまごころ国体が開催されましたのは,昭和49年でございまして,私もまだ生まれてはおりませんでしたが,まさに我が国最大の国民スポーツの祭典として大きな盛り上がりを見せ,県民の熱意と情熱,行政,関係団体等の連携により大成功をおさめた大会とうかがっております。 2回目の茨城国体が開催される2019年は,東京オリンピックを翌年に控え,トップアスリートや競技スポーツへの注目が大変高まることが予想されるため,これを追い風として茨城国体をアピールしていかなければなりません。また,本市におきましても,これを好機と捉え,競技人口の増加,スポーツ施設や観戦環境の充実,ジュニア層の選手育成など,競技スポーツ全体のさらなる推進を図るとともに,市民の郷土愛や連帯感の醸成を図り,全国から訪問される多くの方々に本市の魅力を知っていただく大会とすることが必要となります。 一方,国体の第1回大会の開催から半世紀以上が経過する中で,地方自治体の人的,そして財政的な負担が大きな課題となり,競技参加者数の削減や大会運営の簡素化,そして効率化が図られるなど,国体を取り巻く環境も大きく変化しているのも現況でございます。 近年の開催県におきましても,多種多様な広報・啓発活動を展開し,国体機運の醸成を図っており,いかにして県民が一丸となって国体開催の準備を進めていくかが大変大きな課題と聞いております。 本県及び本市においても,45年ぶりの開催であり,前回大会を知らない方々が多くなり,運営に携わる執行部の皆さんも同様の状態であることを一つ懸念をいたしております。 私は,国体成功へ向けた方策として,競技施設の整備拡充,競技団体や関係団体との連携,地元選手の活躍などとともに,運営面でのノウハウやおもてなしについて,これまでの開催地における成功事例の研究,そして吸収,改善も非常に有効と考えております。 ここで,本年開催いたしました岩手国体の事例を御紹介いたしますが,東日本大震災後の被災地では初めての開催であり,復興を続ける岩手県の姿を全国に発信するという特別の意味を持った大会でありました。また,リオデジャネイロオリンピック直後ということもあり,各競技ともメダリストや代表選手が多数出場し,入場制限となる会場も出るなど大いに盛り上がった大会であったと報道がございました。 さらに,岩手国体では,茨城国体同様に,県内全市町村における1競技以上の開催を特色としており,全県一丸となって来県者や選手を温かいおもてなしでお迎えする姿勢は,本県においてもぜひ取り入れていただきたいと考えております。 そのような中,大変お忙しいスケジュールを縫って,高橋市長御自身が岩手国体の視察を実施されたと聞き及んでおります。市長は,本市の運営主体であります水戸市実行委員会の会長も兼ねておりますが,このたびの視察はまさに百聞は一見にしかずのことわざのとおりであり,今後の積極的な準備推進へのあらわれと感じております。 そこで,本視察における調査内容とその成果はどのようなものであったのかをお伺いいたします。あわせて,その成果を本市開催に当たり,どのように反映させていくお考えなのかをお伺いいたします。 以上,執行部による明快なる御答弁をお願いいたしまして,私の1回目の質問とさせていただきます。 御清聴ありがとうございました。 ○議長(村田進洋君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 市民協働部長,武田秀君。          〔市民協働部長 武田秀君登壇〕 ◎市民協働部長(武田秀君) 小泉議員の一般質問のうち,本市の市民協働に対する基本的な考え方についてお答えいたします。 初めに,第40回世界オセロ選手権やみと・HIKARI・プロジェクトの実施に伴う民間団体からの引き継ぎについてでございますが,平成18年10月に本市で開催された第30回世界オセロ選手権につきましては,市民有志を中心に水戸オセロプロジェクトいばらき推進委員会が結成され,世界大会に向けた機運醸成と大会の開催支援活動が展開されました。 本市におきましては,茨城県とともに推進委員会に補助金を交付し,事業の推進を支援したものでございます。 推進委員会の皆様に対しましては,本市発祥の文化資源であるオセロを活用し先駆的に取り組まれた御尽力に深く敬意を表するところでございます。 この水戸オセロプロジェクトいばらき推進委員会は,第30回大会の終了後に解散されたため,本年11月の第40回世界オセロ選手権の開催に当たり,直接の引き継ぎはございませんでしたが,推進委員会が担っていたオセロの普及・啓発活動は,日本オセロ連盟茨城ブロックに継承されております。 第40回大会の開催につきましては,新たな実行委員会を組織して事業の実施に当たりましたが,日本オセロ連盟茨城ブロックの皆様にも御助言と御協力をいただくことで,第30回大会の開催で培われた経験やノウハウを生かして事業運営を図ることができたものと考えております。 今後も,これまで本市のオセロ事業に御尽力をいただいた関係者の皆様から引き続き御助言と御協力をいただきながら,本市発祥の文化資源であるオセロを生かしたまちづくりを推進してまいります。 アートタワーみとスターライトファンタジーにつきましては,年に一度,子どもたちに夢をという願いのもと,市民有志による実行委員会が主催し,平成8年から始まった事業であります。水戸芸術館のタワーや樹木のイルミネーションのほか,市内小中学校を対象としたクリスマスコンサート等のイベントが開催されてきたところであります。 これまで,水戸市内の企業を初め,多くの市民の皆様に御協賛,御参加いただき,水戸の冬の風物詩として市民に親しまれてきた事業でありますが,事業開始から20年を節目に,惜しまれつつも幕を閉じました。本市では,これを受け,水戸芸術館の建物そのものを一つのアート作品として提示するライトアップ事業である,みと・HIKARI・プロジェクトとして,新たな展開を図ることとしたところであります。 この事業につきましては,地方創生に向けた先駆性の高い取り組みに対して交付される地方創生加速化交付金の採択を受け,平成27年度に補正予算で2,100万円を計上し,今年度に繰り越して実施したものであります。 スターライトファンタジーにつきましては,市民主体の祭典として取り組まれてきたものであり,市民と行政との協働によるまちづくりを実践する先駆け的な存在であったものと認識しております。 20年間という長きにわたり,まちのにぎわい創出と魅力の発信に貢献し続けてこられた実行委員会の皆様に対し,これまでの多大な御尽力に改めて敬意と感謝の意を表するものであります。 みと・HIKARI・プロジェクトにおきましても,これまでスターライトファンタジーによって生み出されてきた中心市街地における夜間のまちなかのにぎわいの火を絶やさぬよう,引き続き取り組みを進めてまいります。 次に,今後の協働事業の考え方についてお答えいたします。 現在,地域コミュニティ団体,ボランティア団体,NPOなどの市民活動団体の皆様によって,子育てや高齢者支援,環境保護,国際交流,防災活動などさまざまな分野において公益性の高い活動が活発に展開されておりますことは,地域の活性化,地域力の向上につながっているものと考えております。 本市では,これらの活動の活性化を図る施策の一つとして,市民活動団体のアイデアやノウハウを生かした協働事業提案制度を平成22年度から実施しております。 この制度を活用して行われた事業は,渡里湧水群の保全と活用事業を初め,これまでに延べ49件を数え,さまざまな分野における協働の取り組みが実施されております。 引き続き,協働事業提案制度の充実に努めるなど,市民活動団体の主体的な取り組みを支援するとともに,市民の参加・参画意識のさらなる醸成や市民,市民活動団体,企業,行政などさまざまな主体が連携して,活動しやすい環境づくりに努めてまいります。 今後とも,あらゆる分野において市民と行政が車の両輪となって連携,協力し合う協働によるまちづくりを積極的に推進してまいります。 ○議長(村田進洋君) 市長公室長,三宅正人君。          〔市長公室長 三宅正人君登壇〕 ◎市長公室長(三宅正人君) 小泉議員の一般質問のうち,いきいき茨城ゆめ国体の開催に向けた岩手国体視察の成果及びその反映策についてお答えいたします。 本年7月の2019年茨城国体開催の正式決定を受けまして,本市では準備委員会から実行委員会へと組織改編を行うとともに,市長を本部長とする庁内推進本部を設置するなど,円滑な大会運営に向けて準備を進めております。 このような中,本年開催の岩手国体の盛り上がりを肌で感じ,運営状況を調査,研究することを目的として,10月2日に市長を初め関係部課長6名による盛岡市視察を実施いたしました。盛岡市は,人口約29万3,000人の県庁所在地であり,特別競技の高等学校野球を含む県内最多の10競技を実施したほか,行幸啓への対応,開・閉会式の会場隣接地としての協力,宿泊施設が集積していることなど,本市と共通する事項が多いことから,最適な視察地と判断いたしました。 このたびの市長視察では,高等学校野球の競技視察のほか,観客の輸送交通体制や中心市街地におけるおもてなし事業の実施状況を調査してまいりました。 輸送交通体制につきましては,駅改札から総合案内所,案内表示,係員の誘導を参考にバスターミナルまで移動し,実際に競技会場までのシャトルバスを利用するなど,観客の視点に立って案内サービスや利便性を確認してまいりました。 さらに,中心市街地から盛岡駅までの約3キロメートルを徒歩で移動し,各商店街主催の国体協賛イベントやアーケードを活用した手づくりフラッグアート展,商工団体の広域連携による観光物産フェア,地元企業による国体オリジナル花壇の設置,駅前特設ステージにおける郷土芸能やライブパフォーマンスの披露など,盛岡ならではの工夫を凝らした各種おもてなしを見ることができました。 また,主に事務担当職員による岩手県内9市町の視察も実施しており,競技進行,人員配置,スタッフ対応,会場設営など運営体制全般にわたり調査,研究を行ってまいりました。 このたびの視察を通しまして,地域の特色を生かした創意工夫と魅力発信への数々の取り組みを確認できたことは大きな成果であり,国体成功への鍵は,まち全体での国体機運の醸成と市民一人一人の参加意識の高まりであると改めて認識を深めたところでございます。 本市の個性と魅力を生かした国体の実現に向けまして,市民ボランティアの協力や団体,企業,大学等との連携を強め,より一層の市民協働活動の推進に取り組んでまいります。そして,岩手国体,さらには来年度以降の愛媛国体,福井国体を参考としつつ,水戸ならではの心のこもった温かなおもてなしが提供できるよう,市民総参加による手づくりの国体を目指してまいります。 ○議長(村田進洋君) 12番,小泉康二君。          〔12番 小泉康二君登壇〕 ◆12番(小泉康二君) それぞれ御答弁をいただきましてありがとうございました。 まず,国体視察におきましては,大変有意義な視察が行われたということでございますし,市長の視察のみならず,水戸で行う各競技においての視察のほうに職員の方も行っているということでございますので,ぜひ2019年の茨城国体,また水戸開催競技がより有意義なものとなりますようにしっかりと準備をしていければと思っております。 また,この茨城国体に関しましてもそうですし,さきの質問でも取り上げられましたが,水戸黄門漫遊マラソンの盛会においても,やはり本当に非常に多くのボランティアの皆様方の御尽力をいただいたと,それがあって初めての大会が成功につながったというふうに感じているところでございまして,また実際にそうであったと把握をしておりますので,そこにおいて,やはり一番目に質問をさせていただきました市民との協働,そして各協働事業というものは本当に本市にとって非常に重要なものであると思います。 また,地域コミュニティ団体やボランティア団体,例えば,民生委員の皆さんもそうですし,市報や我々の議会報を配布していただいている皆様方もそうでございます。本当にボランティアでの消防団を初め,多くの皆様方が本市形成に当たってお力添えをいただいている,公益性の高い活動を展開していただいているということでございますので,ぜひそういった方々との連携をより密にしながら,そして発展的に取り組んでいければと思っております。 まさに市民と行政とが車の両輪となって,本市が掲げる市民と行政との協働都市宣言の成功に向けて行っていければと思います。その中で,アートタワーみとスターライトファンタジーにおいても,感謝と敬意の意を表すというお話も頂戴しましたけれども,ぜひきちんと相手に伝わるような形で,市長御自身からもそうでしょうし,また担当の職員からもそうでございますけれども,役所はどうしても担当の方が3,4年を周期に異動になったりもしますけれども,その事業の中で実際に汗をかいていただいている多くの皆様方,そして市民お一人お一人の活動にもきちんと目を向けて,申し送りも含めてしっかりと形成して醸成をしていければと思っておりますので,ぜひそういったところを改めて要望させていただきたいと思います。 以上をもちまして,要望も含めましての私の一般質問とさせていただきます。 御清聴ありがとうございました。 ○議長(村田進洋君) 26番,袴塚孝雄君。 なお,県都市民クラブの会派残り時間は33分であります。          〔26番 袴塚孝雄君登壇〕(拍手) ◆26番(袴塚孝雄君) 県都市民クラブの袴塚でございます。 ただいまは,小泉康二議員のほうから大変すばらしい質問があり,また,これまで事業をやってこられた方々に敬意を払うと,ここが大事ではないかと,こういうふうなお話でありました。まさにこれまで努力した方への感謝の気持ちがなければ,次の事業に進めない。このことはまさにそのとおりだというふうに思っております。 私は,つい最近,いい言葉を聞いたので,ここで一言だけ述べさせていただきたい。人の世は,照る日曇る日さまざまなれど,涙の後には笑顔あり。すばらしいなと思って自分の人生訓にしたいなと,こんな思いであります。 人の世の中はいろいろな波風があって,厳しいときもあれば,楽しいときもある。しかしながら,その苦しみを乗り越えた後には,晴れたすばらしい日があるのだと,このようなことを言っておられるのではないか。まさに今の水戸市は,盗聴器の件が最後にありましたけれども,この1年間さまざまな問題があって,そして市民福祉の向上にみんなで努力しなければならない,こういった難局を一丸となって乗り越えていかなければならない,このような時期であり,来年は笑顔でみんなで迎えられればいいなと,そういうことを思いながら今年最後の質問をさせていただきます。 改めて,用地購入時の地主と本市の造成地に対する考え方,認識についてと,こういうようなことでお話をさせていただきました。この問題は,議案質疑でもさせていただきましたように,30%を超える契約金額の変更がどうかと,こういう質問をさせていただいたところであります。これによれば,30%は合法なのだと,こういうことでございますけれども,しかし,造成工事が既に終わってしまって,そして今さら契約変更をするということが果たしていいのかどうかと,こういう疑問もあるのではないか。 そこで,この土地に絡んでちょっとお話をさせていただきたい。この土地は,昭和50年から平成5年,6年ぐらいまでの間に,TK組とTT運送という2つの会社が山砂利を採取した土地であります。そして,この残地については,産業廃棄物を含めてぐり石,瓦れき,そういうものが埋まっているということが言われておった土地でありまして,この地元,いわゆる茨城町も含めたここの土地の周辺の方々は,誰もがこの状況は存じ上げている状況があります。 それから,この場所は,山砂利採取地ですから,当然,砂れき層ということになりまして,当然ながら安定した土地ではない。また,今回,造成,地盤改良をやった場所については,小川が流れている脇であります。したがって,小川が流れている脇は,当然ながら軟弱地盤になるわけでありまして,こういうところが果たして--いろいろな方の答弁にもございましたけれども,知らなかったということであります。わからなかったんだということであったとすれば,今までの水戸市の土地買収の仕方というのは,当然ながら地主,売りたい人に面積を測っていただき,そしてここに建物が乗っていたり,さまざまな要素があるものについては取り除いていただいて,そして瑕疵のない土地にしていただいて購入をする。しかも,測量も売主がやるというような形で土地購入というのは行われていたわけであります。 しかしながら,今回の答弁から想定されるのは,どうも草木に覆われていて見えなかったということで,立木が恐らく見えなかったんでしょうね。ですから,そういうふうな形の中で土地購入がされたというところにも問題があったのではないか。しかしながら,答弁の内容を見てみますと,小吹清掃工場も30年以上経過して,修理代も大変かかるというような中で,急いでおられた。したがって,そういうことをわかっていたんだけれども買ったんだと,こういうふうなことになったんだろうと,このように思っています。 そういった状況の中にあって,今度は,この土地を造成するときに幾らぐらいかかるんだろうかと,造成工事をするための設計をするわけです。この設計をするときには,斜面がどのぐらいの傾度になるのか,そしてどのぐらいの費用がかかるのか,こういうことについて,当然ながら積算をして,水戸市が委託業者に頼んでいるとすれば,委託業者が設計図書を成果品として水戸市にお納めをいただく。そしてそれによって予算づけをする。こういうふうな流れになっているはずです。そうしますと,今回の18億円ぐらいの当初契約額に対して約10億円の増額,もしくは契約変更ということになると,当然ながら予算も補正をしなければならない。こういうことになってくるはずなんですが,当初の計画からすれば,たまたま安く仕事ができたのかどうかわかりませんけれども,そういうふうなお金も残っていた。こういうことで契約変更に至ったということだというふうに理解をいたしているところでありますが,しかし,一般の土地の買い方と比べ今回の買い方は非常に課題のある状況があるのではないかなと,このように思っております。 それから,周辺住民意識と本市行政の認識の違いが,恐らく今回のこういったミスマッチをしてしまったのかなと思っています。当然,この近辺の方,茨城町の方にもちょっと聞いてみたりしましたけれども,すごいよと,いろいろなものが埋まっていたよと,平地と言われているところも。今から十数年前,ある議員さんが調査に行って写真を撮っていたら,カメラを取り上げられて,いわゆる被害を受けたという事件があって,議会でも論議があったというふうに思っています。そのぐらい産廃のごみの埋まっている量というのは--東京から10トン車で夜中に運んできて,それを一夜のうちに埋めて平らにしているというようなことがささやかれていた。このことも行政としては当然知り得た情報だというふうに思っています。 今回のボーリング調査でありますけれども,ボーリング調査は9本やられたということであります。しかし,用地の状況,広さの状況を考えて,そして土地造成をするためのボーリングをしたとすれば,本当に9本でよかったのでしょうか。9本でよしとした理由は,私の聞いた範囲では,建物を建てる場所をボーリングしたんだと。ということは,造成をするためのボーリングではなかった。では,どういう理由でボーリングをしなかったのか。こういう疑念も生じてしまうというようなことがございます。 いずれにしましても,この問題は,これから特別委員会等も開かれるわけでございますので,今回のここでの質問については,用地購入時の地主と本市の造成地に対する考え方,要は地主さんが知っていて売ったんですか,知らぬふりをして売っちゃったんですか。買う側,水戸市は知らないで買ったんですか,知らないで買ったとしたら,売主さんに瑕疵担保責任がありますよねと,こういうことになってしまう。しかし,これまでの答弁の中では,知っていたんだけれど,急いでいたので,そういうことも包含して買ったということでありますから,当然ながら設計図書はどのようにしてつくられたのかという疑問が生じてしまいます。 それから,周辺住民意識と本市行政の認識との相違点,こういうことについては,先ほど来から申しておりますように,地域の人はみんな知っているよ,知らないのは水戸市の職員さんだけなんじゃないのと,こういうことだとすれば,やっぱりこれはもう少し行政マンとしてしっかりとした予算の構築に当たっていただかなければならないし,当然ながら猛省を促していかなければならない。こういう案件だというふうに思っています。 こういったことについて御答弁を賜れば幸いだというふうに思っています。 それから,狭隘道路整備,カーブミラー設置等の市民要望と施工実績についてということで御質問させていただきます。狭隘道路については,市民の皆さんからの要望が大変多いところでありまして,狭隘道路の整備を何とかしてもらえないかというふうな要望が非常にあります。このことは,生活道路としての改善,そして安心,安全に暮らすための歩行者空間の確保,こういったことがやっぱり市民生活の上で重要な案件であるわけでありまして,こういったことの改善を何とかしていただきたい。これまでにも多くの議員さんがこの質問についてはされておりました。しかしながら,予算の配分等々についてちょっと問題があるのかなと。 狭隘道路については,75路線があって,2万3,000メートルぐらいの整備が要望されているのでありますけれども,年間に消化しているものは約15件ぐらい,2,500メートルぐらいの整備に終わっているということであります。そうしますと,これ,追いつかないんですよ。毎年やっても追いつかない。そうすると,いつ自分のところの番が来るのか。いわゆる市民生活の利便性がなくなっているんです。こういうことがあります。 それから,カーブミラーについてでありますけれども,カーブミラーは,年間90件ぐらいの設置要望があります。そして,消化しているのは年約60件です。実は,私も,この間カーブミラーの設置を頼まれました。そして実は電話をしました。そしたら,そういうことを言っても--こういう言い方ではないんですよ,もっと御丁寧には説明されたんですが,そういうことを言ってもね,今,平成25年度のをやっているんですよ,今日言われたからって,とてもじゃないができませんということです。私は,今日初めて頼んだんじゃなくて,前から頼んでいる案件だったんですが,そういうお返事でした。25年度を今やっているということはどうなのかなと,よくよく考えてみると,来年が29年ですから,25年度から26年度に進んでも,3年前のやつを今消化している。これで果たして市の行政として市民の安全が保たれるのかなと,心配になりました。したがって,ここでその経緯,経過,またはどのような処理の仕方をしているのか,お伺いをさせていただきます。 そして,次の予算配分であります。予算配分については,今申し上げたように,カーブミラーの設置費用というのはそんなに大きい費用ではない。狭隘道路の整備もそんなに大きい費用ではないというふうに思います。しかしながら,これは市民の安心,安全の生活を保つためには直結している大事な予算なんです。そういうことを考えたときに,もう少し予算の配分をうまくできませんか。例えば,またごみの話をして申しわけありませんけれども,今度の契約変更をしても,まだ2億4,100万円ぐらいの余剰金があるんです。このお金でカーブミラーをつけていただくと何基つくんでしょうか。相当の数が消化されるはずなんです。こういうめり張りのある予算配分が何でできないんですか,しっかりしてくださいねという質問です。 次に,市営砂久保住宅の建てかえ促進についてお伺いします。 砂久保住宅の建てかえについては,市長の御判断をいただいて建てかえ工事ができるということになりました。地元の皆さん方にとっても,市長の英断に大変感謝をいたしているところであります。私も大変うれしく思っております。 なぜかと申しますと,新荘小学校は,年々児童の減少があります。そして,今から1カ月後ぐらいには合併,廃校の話が間違いなく出るのです。毎年出ます。誰が流しているのかわかりませんけれども,そういう話が出ます。そこで,今の定住自立圏構想ではありませんけれども,いわゆる中心部に人に住んでいただき,また子育て支援という中で子どもたちの声が響く,そういったまちづくりをして,その起爆剤として砂久保住宅の建てかえというのは大きなインパクトを示すのだと,こういうことではないでしょうか。 したがって,今の状況を見てみますと,16戸あるうち8戸しか入っていません。半分しかいないんです。半分は空いているんです。なぜ空いているか。私も行ってきました。とても入れる状況ではありません。こういったことをやっぱり改善する。今は,河和田住宅の建てかえが1期,2期,3期と続いてきて,毎年7億,8億の大きな予算を取ってできているわけでありますけれども,河和田一極集中ではなくて,隔年で何とか予算の配分をしながら,そういったところにも日の当たる行政をしていただけませんか,何とかしていただけませんかと,こういう質問であります。そんなに難しい質問ではありません。 そして,5番目として最後になりますが,いわゆる新規採用試験も終わり,新たに希望に胸を膨らませて入庁される,市役所に入ってこられる,こういう方々に対する職員教育はどうなっていますかという質問をさせていただきます。このことは,市民が市役所に来たときに笑顔で迎えられる職員,やっぱりこういうものを目指していかなければならない。市役所は最大のサービス業とよく言われます。しかしながら,笑顔で御苦労さまですと迎えてくれる職員はどのぐらいいるんでしょうか。毎年新しい方が入ってきます。そして,新規採用職員の教育をやっています。しかしながら,だめな先輩が新しい職員を教育してはだめになってしまう。いい職員が教育すればよくなる。それを行政の中でどうやるんですかという話になると,なかなか難しいのではないでしょうか。いっときは,手紙を書いて部下との意思疎通を図っていた部長さんなんかもいるんですよ。そういう状況の中にあって,今の水戸市の職員の状況を考えたときに,今度入ってこられる方は60人ぐらいおいでになるそうですけれども,この60人の方々が市民のために何とかやりたい,頑張りたい,こういう思いで入ってきたとすれば,その方たちが働きやすい環境をどのようにして市長を初め先輩方が先頭に立ってつくってやることができるかということだと思います。 市長が一々そういう職員の研修につき合うわけにはいきませんから,当然ながら担当課,担当の部長さんたちを先頭に職員教育をするんだと,このように思っています。 こういったことの中で,やっぱり職員の教育というのは一番大事,そしてこの教育が成功することによって60名が120名,120名が180名,こういうことになって,全庁がみんなでいろいろな方が御来庁されたときに笑顔で御苦労さまです,何でしょうか,それはこちらですよと,こういうふうな対応ができる市役所になっていただきたい。このように思っております。 いずれにしましても,この職員教育というのは,これから急によくなるということではありませんし,毎年皆さん方が努力をして,職員のすばらしい知識,知恵,そしてそういう活力,こういうものを市役所の中に生み出していくということが私は大事なのだと,このように思っております。 いずれにしましても,市長初め,今年1年間市民サービスに尽力され,そして多くの課題,難問に解決をされました職員の皆様方に改めて感謝を申し上げながら,私を今日の最後にさせていただいたことに感謝を申し上げて質問を終わります。 いずれにしましても,そんなに難しい質問をしていませんので,ぜひすばらしい御答弁を賜りますよう心から念願し,御礼を申し上げて,今年最後の質問とさせていただきます。 ありがとうございました。 ○議長(村田進洋君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 生活環境部長,鈴木吉昭君。          〔生活環境部長 鈴木吉昭君登壇〕 ◎生活環境部長(鈴木吉昭君) 袴塚議員の一般質問のうち,新ごみ処理施設整備に関する御質問についてお答えいたします。 新ごみ処理施設用地の取得に当たりましては,事前に行った地権者や砂利採取事業者からの聞き取り,ボーリング調査等の結果から,一部の箇所において不法投棄ごみの存在を確認しておりました。しかしながら,現地は広大な山林,原野であり,草木に覆われて立ち入ることも難しく,造成工事前に不法投棄ごみの種類や全体数量を把握することは極めて困難であったため,当初の設計にはその処分費用を計上せず,造成工事に伴って確認した実績等に応じ,処分費用を追加することといたしました。 小吹清掃工場の老朽化の進行により,新たな施設の早期整備が求められており,地権者の御理解,御協力があって,土地の取得が円滑に進んだものであり,不法投棄ごみの処分について,市といたしましては,造成工事の中で対応するとしたものでございますので,御理解願います。 ○議長(村田進洋君) 建設部長,猿田佳三君。          〔建設部長 猿田佳三君登壇〕 ◎建設部長(猿田佳三君) 袴塚議員の一般質問のうち,狭隘道路整備,カーブミラー設置などの市民要望と施工実績についてお答えいたします。 狭隘道路整備やカーブミラーなどの設置につきましては,議員御指摘のとおり市民生活に密着しており,市民の安全で快適な住環境の創出や歩行者の安全を図る上で必要不可欠な社会資本の整備であると認識しております。 狭隘道路整備につきましては,生活道路の改善という観点から早急な整備が望まれているところでございますが,平成27年度末において,75路線,延長約2万3,000メートルの整備が待たれている状況でございます。また,施工実績につきましては,年間約15路線,延長約2,500メートルを整備している状況でございます。 次に,カーブミラーの設置要望件数と設置件数でございますが,年間90件程度の要望があり,そのうち約60件程度の対応をしている状況でございます。 これらの事業につきましては,市民要望が非常に高い事業であり,早急な整備が求められておることから,事業の推進を図るため,3か年実施計画に位置づけ,計画的に事業を進めるとともに,国庫補助金などの財源確保に努めながら,さらなる事業の推進に努めてまいりたいと思います。 ○議長(村田進洋君) 財務部長,園部孝雄君。          〔財務部長 園部孝雄君登壇〕 ◎財務部長(園部孝雄君) 袴塚議員の一般質問のうち,予算配分のあり方についてお答えいたします。 本市の財政運営につきましては,現在,地方創生に向けた取り組みや4大プロジェクトなど本市の飛躍に資する事業の積極的な展開と子育て支援や水戸スタイルの教育,高齢者,障害者支援など市民サービスの向上,そして市民の日常生活を支える道路や下水道などの生活基盤の充実を目標にしているところであります。 御指摘がございました狭隘道路整備やカーブミラーの設置などにつきましては,市民の利便性,そして安全と安心にかかわる極めて重要な事業でございます。 こうした事業を初め,日々の市民生活を支えるさまざまな事業につきましては,優先順位をしっかりと見きわめ,財源の効果的な配分に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(村田進洋君) 都市計画部長,村上晴信君。          〔都市計画部長 村上晴信君登壇〕 ◎都市計画部長(村上晴信君) 袴塚議員の一般質問のうち,市営砂久保住宅の建てかえ促進についてお答えいたします。 市営砂久保住宅については,昭和27年に建設した簡易耐火2階建て,3棟16戸を有する住宅であり,現在,老朽化が進んでいる状況にあります。そのため,水戸市公営住宅長寿命化計画の中で,立地や敷地特性などの条件を踏まえ,現地建てかえを基本方針にするとともに,水戸市第6次総合計画-みと魁プラン-において,計画期間内での建てかえを位置づけたところであります。 議員御指摘のとおり,砂久保住宅の建てかえは,地域の人口増加,若者世帯の呼び込みによる地域活性化に大きく寄与するものと認識し,現在,同住宅の建てかえについて調査,検討を進めておりますので,今後,整備手法を含めた事業計画の具体化を進め,早期の建てかえを目指してまいります。 ○議長(村田進洋君) 総務部長,荒井宰君。          〔総務部長 荒井宰君登壇〕 ◎総務部長(荒井宰君) 袴塚議員の一般質問のうち,新規採用職員の教育についてお答えいたします。 新規採用職員につきましては,社会人としての自覚や市職員としての意識を養うため,採用前に事前学習を行うほか,公務員の心構えと公務に関する基本的な知識や考え方を学ぶ研修を実施しております。 市職員は,多様化する市民ニーズに対応し,質の高い行政サービスを提供するため,さまざまな能力が求められております。特に,市民等への対応においては,職員一人一人が相手の立場に立った爽やかで責任のある応対が何より大切でございます。そのため,新規採用職員が入庁後に挨拶や市民応対の基本を身につけることはとても重要であると認識しております。 これらのことから,基本研修においては,地方自治の基本や公務員の服務等の受講により,全体の奉仕者としての意識や市民サービスの担い手としての自覚を養うとともに,ビジネスマナーや電話応対の研修を通して,接遇能力の養成に取り組んでおります。 また,新採職員がそれらを各職場で実現していく際には,上司や先輩職員がその手本となり,指導,育成できるような職場環境づくりも重要でございます。 そのため,接遇マニュアルを全職員に周知するほか,民間の専門機関による接遇応対診断等の実施により,組織全体として接遇能力の向上に努めているところでございます。 引き続き,研修等の実施を通して,全職員の基本的なマナーを初めとする職員の資質向上などすぐれた人材の育成に取り組むとともに,市民応対における職員の意識改革を図りながら,市民満足度の高い行政サービスの提供に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(村田進洋君) 26番,袴塚孝雄君。          〔26番 袴塚孝雄君登壇〕 ◆26番(袴塚孝雄君) それぞれ御答弁いただいてありがとうございました。 本当は,さっきで終わりにしようと思って御挨拶をさせていただきました。今答弁をお聞きしていて,今年最後の議会ですから,次年度から変えていただきたいなという思いを持って,今,最後ここに上がっています。 それは,3か年実施計画とか,いろいろ答弁が上手なんですね。期待を持たせながら実はやらない。こういうふうなことが見え隠れする答弁が非常に多い。このことは,私たちは市民の代表としてここに上げさせていただいて,そして市民要望や市民の不安解消のために,代表として努力している。執行部は,当然ながら,税金をいただいている市民に対して,何を返していくのかということを考えながら仕事をする。このことが私は行政と市民が一体化した協働だと思うんです。ただ単に協働と口で言っていても,何の努力もしない,そんな協働はありません。やはりもう少し予算配分がどうなんだと,狭隘道路整備,カーブミラーが大事だと言っておきながら,適切に予算配分します。これではやるんだかやらないんだかわからない。何のために私はここで市民の代表として質問しているんだかわからない。こういうことになってしまうんですよ。したがって,やっぱりもう少し,例えば,いつごろまでにやれるとか,こうする方法がありますとか,そういうことがやっぱり執行部としての答弁につながる。できないものはできないでいいんですよ。こういう理由があるからできない,したがって,これはしばらくお待ちいただきたい。私たちも納得します。 しかしながら,今の答弁のように,全部がバラ色ですよ。皆さん方の御答弁でもそうでした。何か期待が持てるんですよ,やってくれるんじゃないかなと。だけれども実は3年たっても5年たってもやらない。これが現実の今の議会のあり方なんです。ここは来年度に向けてしっかり調整していただいて,市長さん初め責任を持って答弁していただきたいということを申し上げておきたい。このことについて今御答弁をされたどなたかに再答弁を求めます。 以上です。ありがとうございました。 ○議長(村田進洋君) 財務部長,園部孝雄君。          〔財務部長 園部孝雄君登壇〕 ◎財務部長(園部孝雄君) 袴塚議員の再質問にお答えいたします。 予算編成につきましては,限りある財源を配分するという形になりますので,事業費の縮減とあらゆる面での財源の確保に全力を持って取り組みながら,優先順位をしっかりと見きわめまして効果的な配分に努めてまいります。 それに当たりましては,先ほど御質問の中にございましたとおり,市民生活の利便性でありますとか,安全,安心にかかわる事業,そういった市民生活に強くかかわる事業について十分配慮してまいりたいと考えております。 ○議長(村田進洋君) 以上で,一般質問は終わりました。      ------------------------ △議案付託 ○議長(村田進洋君) それでは,ただいま一括上程してあります議案第102号=ないし=第134号,以上33件については,お手元に配付いたしてあります議案審査分担表のとおり,それぞれ所管の各常任委員会に付託いたします。      ------------------------              議案審査分担表                     (平成28年第4回水戸市議会定例会)委員会名審査区分総務環境委員会議案第107号,議案第112号,議案第114号,議案第116号,議案第117号,議案第118号,議案第119号,議案第121号,議案第125号(ただし,第1表中歳出中第3款,第6款,第7款及び第10款並びに第2表継続費補正並びに第3表債務負担行為補正中文教福祉委員会所管分及び産業水道委員会所管分を除く),議案第126号,議案第127号(ただし,別表中歳出中第3款,第4款中文教福祉委員会所管分,第5款,第6款,第7款,第8款,第9款及び第10款中文教福祉委員会所管分を除く)文教福祉委員会議案第103号,議案第104号,議案第108号,議案第109号,議案第113号,議案第115号,議案第122号,議案第123号,議案第124号,議案第125号中第1表中歳出中第3款及び第10款並びに第2表継続費補正並びに第3表債務負担行為補正中文教福祉委員会所管分,議案第127号中別表中歳出中第3款,第4款中文教福祉委員会所管分,第9款及び第10款中文教福祉委員会所管分,議案第128号,議案第131号,議案第132号産業水道委員会議案第102号,議案第125号中第1表中歳出中第6款及び第7款並びに第3表債務負担行為補正中産業水道委員会所管分,議案第127号中別表中歳出中第5款,第6款及び第7款,議案第129号,議案第130号,議案第133号都市建設委員会議案第105号,議案第106号,議案第110号,議案第111号,議案第120号,議案第127号中別表中歳出中第8款,議案第134号      ------------------------ △日程第2 請願,陳情 ○議長(村田進洋君) 次に,請願,陳情に入ります。 今議会に提出されました請願,陳情は,お手元に配付いたしてあります請願陳情文書表のとおりであります。 それでは,本請願,陳情については,文書表のとおり,それぞれ所管の各常任委員会に付託いたします。      ------------------------ △日程第3 報告第69号=ないし=第77号 ○議長(村田進洋君) 次に,報告第69号=ないし=第77号,以上9件を一括上程いたします。 それでは,市長から報告を願います。 市長,高橋靖君。          〔市長 高橋靖君登壇〕 ◎市長(高橋靖君) 報告事項について御説明申し上げます。 報告第69号については,市道国田92号線の境界確定及び土地の明け渡し請求について,訴えを提起するものであります。 報告第70号ないし第77号の8件については,市有自動車の交通事故等に関して,和解及び損害賠償の額を定めたものであります。 これらについては,地方自治法第180条の規定により処分したので,報告するものであります。 ○議長(村田進洋君) 以上で,報告は終わりました。      ------------------------ △次回の議事日程の報告 ○議長(村田進洋君) それでは,次回の議事日程につきましては,後ほど文書で差し上げたいと存じますので,あらかじめ御了承願います。      ------------------------ ○議長(村田進洋君) 本日は,これにて散会いたします。            午後2時4分 散会...